閑話小話 331 瀬野八の力自慢

皆さま おはようございます

昨日はスゴい風雨でした。
出社だったのですが傘がまったく役に立たず、どうせ濡れるならと駅まで走って行きましたよ。酷い運動不足の身体には堪えます。もう若くはないですしね~・・・

さて今回ですが、瀬野ー八本松間で活躍するEF67を取り上げます。
老体を酷使して峠を駆けあがる姿には・・・私も見習わないといけませんね・・・(笑)

直流機なのに青じゃない 地域限定 EF67

「瀬野八」と呼ばれる山陽本線 瀬野ー八本松間の連続勾配に対応すべく、貨物列車の最後尾に連結される補機として運用するために開発された機体です。老朽化したEF59や限定運用されたEF61の置き換え用として投入されています。残念ながら新規製造とはならずEF60/65からの改造となりました。

広島で改造を受けたことから、塗色は「もみじ色」のキハ58系と同様の赤11号とされ、当時国鉄としては直流機=青・クリームの規定を覆す異例の採用となっています。EF65の基本番台を改造したEF67 100番台は1990年から運用を開始しました。デッキを小型化したために貫通扉と階段が廃され連結器の緩衝器を収めています。更新工事後はシングルアーム化されたパンタグラフやLEDのテールライトが奢られ、赤く国鉄型らしからぬ姿をしているのが特徴的です。

これまで行われてきた走行中に補機を切り離す走行開放は、コキ100系の充実によりスピードアップが実現したことと貨車運用の高効率化のため2002年に廃止されました。よって100番台は、走行中の自動解放機能は省略され通常の連結器を備えました。

さすがにEF65が種車のEF67も老朽化の波がやってきます。2013年よりEF210 300番台が投入されEF67 基本番台から離脱していきました。EF210 300番台は投入当初はEF67と同様の運用でありましたが、現在は本務機としても活躍しておりEF67とは区別されるようになりました。EF67の運用は数本と寂しいことになっており、検査切れをもって離脱することが決定的な機体が数機あります。いずれは広島車両所に所属する機体はなくなり吹田で一括するのでしょうか。

模型はTOMIXより

EF67はTOMIXが決定版を製品化しています。
模型の場合、軽量なコキの長編成をプッシュプルで牽くため本務機との動力同調がキモです。当区のEF67/EF210-300ともに動き出しが早いので、最後尾で押すにはちょっと使いづらい(動き出しが遅い方が使いやすい)のが本音です。多少引っ張り気味の方が転覆の可能性は低いと思われます。初動がより滑らかな、TOMIX M-13かIMONのミニモーターに換えてみたいと思っています。

模型自体は素晴らしく、見栄えもいいので運用したいのはやまやまなんですが・・・
上手くいかないもんですね

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動き出しが遅め、初動が滑らかでゆっくりめなモーターに交換すると運用しやすいかと思います。本務機が引っ張り気味に牽き、貨車のカプラーが車間が詰まらないような動力の相性だと最高です。レイアウトのカーブやポイント通過時の電圧降下もありますから運用はなかなか難しいのですよ。

24系客車の動力付きカニ24に装備したスピード可変装置付きだと嬉しかったのですが、調整ボリュームと放熱板をどう収めるか、課題とコストが大きく圧し掛かりそうです。KATOのDCCほど本格的でなく、簡易的にでも速度調整ができる機能に期待したいと思います。

大げさかもしれませんが・・・
2動力以上でも「簡単に」「ストレスなく」運転できることが、鉄道模型の夢を広がる気がします。

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

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コメント

  1. クモハ489-901 より:

    おはようございます。
    関東地区ではサクラが満開だそうで、満開のサクラの下を歩きたいですね。
    どんなに鉄道の技術が発達していても、自然の力にはおよびません。
    その自然の力に対応するために様々な技術が開発されて、今現在の成果があるんですね。技術発達のために開発された機関車を見ると、
    その大変さが解ります。
    表舞台では活躍できずとも、
    影で支える機関車はカッコいいと思います。EF67は影で活躍しても、カラーで目立ちますね。「押し太郎」君は両方兼ね添えているかも…。(笑)

    • クモハ489-901さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      ここ最近の暖かさで桜は満開です。
      風がありますが週末までもって欲しいですね!
      EF67は電源方式より地域や列車が優先された面白い機関車です。
      JR型に引き継がれた考え方ですよね。