閑話小話 75 103系時代 常磐線快速

皆さま おはようございます

昨日は暑かったですね・・・。
仕事から帰ってのビールが美味いのなんのって。
しかし月曜日は休肝日にしているのでノンアルでした~・・・今日は飲もう(笑)

さて今回ですが、常磐線で活躍した103系です。
5色あったラインカラーの中で、常磐線でのみ採用されたエメラルドグリーン。車体全体に塗装されていた時代は美しかったですね。

常磐線 快速線

常磐線が唯一 エメラルドグリーン

1960年代のことですね。混雑の激しかった常磐線では10両編成で運行されていましたが遅延は慢性化していました。そこで京浜東北線に投入予定の103系が松戸に配備されていきます。快速線と緩行線の分離(複々線化)により快速線は8両に減車されることがありましたが直ぐに10両に戻されています。成田線の電化と直通運転、緩行線の取手延伸と発展し、緩行線に203系の投入を機に103系1000番台の快速線転用、205系の山手線投入による玉突きで京浜東北線の103系が松戸転属となり、ついに常磐線快速は103系で15両編成運転を行うことになります。東西線直通用の1200番台も転属し、松戸はまさに103系天国となります。長く活躍した103系ですが、E231系による置き換えが進行し2006年に運用終了、関東から103系が消えることになりました。

常磐線は上野ー取手間の103系等の通勤型車両を使用した運転と、取手以北まで近郊型車両を使用した運転とに現在も分けられています(さらに緩行線もある)。当時既に取手以北へ往く近郊型は先に15両編成化していたが、取手止まりの列車は10両編成で運行されていたため混雑が酷く首都圏で一番混雑する路線となっていました。諸々の増強工事が済み転入による増車で、全国で唯一の103系15両化となりました。

しかし、加速度の違う103系と415系、特急の485系が同一路線で平行ダイヤを組んだことで運転時間間隔の調整に苦慮したと言われています。

模型は各社より

左:TOMIX 1000番台 右:マイクロエース 0番台

マイクロエースの専用設計、TOMIXのHG品質とどちらも見応えのある出来映えになっています。マイクロエースは充実した表記類と艶のある塗装で見た目派手でいいですね。

TOMIXは1色塗装なので滲みや歪みがなく安心できます(笑)
靴刷りやドアのゴム部分への色挿し、所属など表記の印刷があると完璧に近くなるんですが、インレタですら車番以外の細かな表記がないのが残念でなりません。ここはレボファク等のインレタでフォローするしかないですね。しかし、ライトや幕の見せ方が上手く、クハ前面の配管類が効果的で表記のマイナス点を補っているように思います。また、晩期は運行表示がLED化されたり窓押さえが金属支持になっているので再現できたらより良かったと思います。トレジャータウンから窓枠パーツが出ているので付けるだけでも雰囲気が変わりそうです。

KATOは103系をリリースしていますが中途半端な出来で・・・当区においては入線の予定はありません。今から新規金型で参戦するメリットかは・・・微妙です。

室内灯は、TOMIX車はテープLEDの自作品、マイクロ車はillumiにしたかと思います。

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手前:1000番台 床下に並ぶ抵抗器

103系時代の長かった常磐線。
E231系に置き換えられましたが、あいだ4世代もの型式が他路線では活躍していました。他路線に新形式が配備された玉突きで常磐線に103系が集まってきたんですね。15両編成で快速線をかっ飛ばし、晩期はモーターから発する轟音とサッシ窓のガタガタ音、台車のギシギシ音とかなり賑やかな車内でした。緩行線のホームで待っていると通過する103系の走行音で隣の人の声が聞こえませんでしたから!また、同じ103系でも色んな顔が見れたので予想したものです。

E231系に乗ったときは「なんて静かなんだ」と感動しましたね。あまりの快適さに嬉しさが込み上げましたが、後日寂しさを覚えたのは言うまでもありません。

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

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