皆さま おはようございます
夏休み如何お過ごしでしょうか。
この連休は出社してまして今日1日だけお休みいただきます。以前、母の古稀お祝いで集まる話が延期となっていたので、今日ちょっとだけ店で食事をすることにしました。食べたら直ぐに解散です。母には申し訳ない気もしますけど・・・この状況では少し過敏な方がいいでしょうね。一家でクラスター起こしては洒落になりませんから。
さて今回ですが、昨日の食堂車に続き「ロビーカー(ラウンジカー)」について考えてみます。乗車する機会はなかったですね~・・・。
列車の共有スペース(ロビーカー・サロンカー)
ロビーカー・サロンカー・ラウンジカーなどと呼ばれ、長距離を乗車する乗客のためのフリースペースとして設置されています。遡れば1910年の東海道本線を往く1・2列車(のちの特急「富士」)に設置された一等展望車の展望室と談話室が「ロビーカー」にあたりました。しかし実際は、上客向けのサロンに近い扱いであったと言われています。
一般客のフリースペースとしては、1960年代の寝台夜行列車において寝台をセットするにあたって、一時的に自席から離れ待機する場所としてオシ16「サロンカー」を使用したそうです。完全なフリースペースとは言いにくいですけどね。ちなみに、このオシ16ですが、飲み物・軽食中心のメニューを用意し電子レンジを採用したことが画期的とされました。
フリースペースとしての「ロビーカー」
完全なフリースペースとして用意されたのは、1985年に九州ブルトレ「はやぶさ」に連結されたオハ24-700で、客数が減っていたための「てこ入れ」と言われています。日本最長距離特急を誇る「はやぶさ」、共通編成の「富士」で運用され、これを機に牽引機はより高出力なEF66に変更されています。
「出雲」「さくら」では営業を中止した食堂車など余剰車を活用することで、乗客へのゆとりスペースを提供しました。しかし、ホテルのラウンジと違いスタッフが常に居るわけではない単なるスペースでありました。このサービスは概ね好評であったようで、
JR東日本が受け持つ「あさかぜ1・4号」のスハネ25-700にはミニロビーが設置されています。シャワー室も併設されていたため実際には待合になっていたようですが、後にデビューする「北斗星」でのテストケースとされていたようです。
「ロビーカー」の変化
JR西日本受け持ちの「あさかぜ2・3号」「瀬戸」にはオハ12を種車に改造されたスハ25が連結されます。この車両も特徴は何と言っても外観で、電源車としてパンタグラフを2機と発電機を設けられました。フリースペースとしてだけでなくシャワー室、売店として運用されました。
指定席ではないのでさほど売上を生み出さないロビーカーですから、電源車を改造し共用スペースにするのは理にかなっていると思います。「カシオペア」のカハフE26は機械室の上にラウンジを設けハイデッカーとされました。
残念ながら使用者減と車両老朽化に伴うブルトレの衰退によって、列車の統合や車両型式の変更、短編成化によってロビーカーが廃されていきます。24系では「北斗星」が最後まで残りましたが2015年に営業終了となったのは記憶に新しいところですね。
模型はTOMIX・KATOのブルトレセットで
ブルートレインの長編成に、食堂車とロビーカーはいいアクセントになります。帯の巻き方、パンタグラフやエンブレムの有無によって差別化できますね。1両いるだけでずいぶんと雰囲気が変わるもんですよ。24系については「北斗星」や、「あさかぜ西日本編成」「あさかぜ東日本編成」「瀬戸」「銀帯編成」に含まれますのでセットをお求めになるのが一番の近道です。
外観は帯や機器類が他と違い、窓が大きいので目立ちますが、室内はほぼソファとテーブルだけとすっきりしていますので違った意味で目立ってしまうんですね。なので、車内をデコレーションしてあげるといいと思います。塗装して室内灯を取り付けると映えるかと思いますが、目隠しにカーテンを仕込んでやってもいいでしょう。
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寝台列車が激減し単独ロビーカーの存在を忘れかけていました。在来線特急の場合には、所要時間が昔より短くなったからか、一旦席についてしまうとトイレと電話以外に席を立ってロビーを利用することも少ないかと思います。ビジネス特急であればロビーのスペースがあれば席を作りたいですよね。「サフィール踊り子」や「しまかぜ」のような観光(リゾート)特急であれば、客単価アップを狙ってビュッフェやカフェと併設されるでしょう。今後もし寝台電車が出てくれば・・・今では必須設備になりますね!
列車の性質次第ですが、ゆとりを持たせたサービス設備が見てみたいですね。
ロビーやサロン以外にも何か出てくるかもしれません。
今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~
コメント
こんにちは。
今日は出勤で暑い中での作業です。
ロビーカー、一度体験して見たかったですね…。
身近なロビーカーとしては、「白山」、「能登」で使われていた、489系のH編成の6号車、
「コンビニ&ラウンジカー」で、「北越」に乗車したとき、直江津から乗車しました。その車両は自由席ですから、長椅子でゆったりとしたシートでの旅でした。交直セクションでは、室内灯が消えますから、この一瞬だけは最高でした。(笑)
これから開発して欲しい寝台列車、
旅は道連れ…。の如く同じ旅の楽しみを味わう者同士の交流の場も必要かと思いますね…。
クモハ489-901さま
こんにちは
コメントありがとうございます
暑いなか大変お疲れ様ですね。。。
熱中症には十分に気を付けてくださいね!
最近はプライバシー重視の設計ですから、もし寝台が登場したとしても
交流の場はラウンジだけになってしまいそうですね。