閑話小話 101 DF200と玉ねぎ列車

皆さま おはようございます

昨日はよく晴れて気持ちが良かったですね!
洗濯物がよく乾いたので助かりました。何回転かしましたが一気にやっつけました。
今日はどうでしょうね~・・・雨は止んでくれたらいいのですが。

さて今回ですが、DF200を出してみます。
北海道の厳しい自然環境が生んだ環境に優しく高効率なディーゼル機関車(正確にはディーゼルエレクトロリック機関車でしょうか?)。北海道の名産品を載せて走ります。

ディーゼル機関車

DF200 0番台 登場時 ドイツ製エンジン搭載
DD51

1950年代までの主流は蒸気機関車であり、貨物機D51と旅客用C61が有名ですが、これらに代わる無煙化された大出力ディーゼル機関車の開発がなかなか進みませんでした。欧米では主流のディーゼルエレクトロリック機関車は、ディーゼルエンジンと発電機、モーターを搭載するため、大きさや重量が日本の路線に向いていなく開発が遅れていました。1960年代は無煙化が急務でしたが、そこに登場したのが傑作機DD51で、幹線で使用されていた蒸気機関車を置き換えました(蒸気ファンには敵かもしれない)。ファンに愛される特徴的な凸型ですが中身は強力で、V型12気筒で排気量約60Lのインタークーラー付きターボエンジンを2機搭載し2200馬力を発生しました。後に更新を受け更にパワーアップしています。

蒸気機関車の時代を終わらせることができたものの、国鉄の負債は大きく車両開発は鈍っていました。特に北海道は、非電化区間が大半でディーゼル車の運用が多く高速化が望まれていました。が、過酷な自然環境のせいもあって車両の老朽化が品著で、DD51の重連運用やキハ183系の度重なる改良・更新は一時しのぎだったのかもしれません。

DF200

そんな厳しい状況下でしたが、1990年代に入ってJR貨物が登場させたのがDF200です。
欧米のディーゼルエレクトロリック方式が採用されています。ターボの高効率化や燃料の直噴など業界全体の技術の進歩が鉄道にも波及したわけです(DF50という先駆けの機関車が居ましたが出力不足で活躍できなかった経緯がありますね)。DF200は3600馬力を発生し110km/h運転が可能で、DD51の重連よりも遥かに高性能な機関車ですが、約96tという重量がネックで路盤が弱い線区には入線できません。

しかし、V型12気筒インタークーラー付きツインターボエンジンを2機、さらに発電機も2機搭載し、VVVFで制御された6機のモーターを回します。これだけの機器類を搭載できるのは46Lにダウンサイジングされエンジン本体が小型化されたことが大きいですね。この圧倒的なパワーを誇る機関車に名付けられた愛称は「レッドベア」であります。

北見の玉ねぎ列車

玉ねぎのイラストが可愛い(笑)

北見の特産品である玉ねぎは生産量・出荷量ともに日本一を誇り、8月から鉄道で出荷が始まります(収穫は春ですが乾燥させてから出荷するため)。主に玉ねぎを運ぶ臨時貨物列車であることから「玉ねぎ列車」と呼ばれ親しまれています。

コキ*11両編成は北見から石北本線を通って旭川へ、難所である常紋峠を越えていきます。2012年を以ってDD51の老朽化とコスト削減により廃止というニュースが飛び込んできましたが、収支改善を条件に継続。1日3往復が1往復となり運行しています。

DD51のプッシュプルが有名でしたが、牽引機がDF200に置き換わり運行されています。通常の貨物列車は20両編成ですが、この玉ねぎ列車は11両編成で機関車を2機使用し、旭川からの帰りは荷が少なくほぼ空というコスト的に良くない列車です。しかし、地元からの強い要請を受け継続している列車ですので、皆さま玉ねぎ食べましょう(笑)

模型は両社から

屋根上のファンが厳ついDF200

DF200はTOMIX・KATOの両社から製品化されています。
当区はTOMIXの0番台(登場時)のみ所属していますが、50・100番台も欲しいところです。この登場時仕様には「RED BEAR」のロゴが入っていないのでちょっと寂しいのですよ。しかし、えんじ色で描かれたJRFロゴには特別感がありますけどね!
F型だけに相当な重量感です。電機で言ったらEF510並みの重さでしょうか。コキ*20両は楽勝で牽けそうなトルクを持っていそうです。11両編成の玉ねぎ列車牽引は模型でも贅沢な気がしてしまいます・・・(笑)

コキ50000はTOMIXの単品です。
コンテナは朗堂のUV19Aタイプです。玉ねぎのイラストが可愛いですね!

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常紋峠を越えてくるS字カーブは名撮影箇所として有名です。冬季や熊が出る時期の撮影は命懸けとなりそうですが・・・画を見るだけで壮大さが伝わってきますね。乗務している機関士のご苦労も動画サイトで紹介されていました。この動画ではDD51に乗務されていましたが、雪はもちろんのことですが落ち葉による空転に苦慮されていました。

何気なく食べている玉ねぎですが、物流に関わる方々と技術の進歩に感謝しつつ・・・よく噛みしめ味わおうと思います!

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

コメント

  1. ビスタ2世 より:

    おぉ~!宣伝ありがとうございます・・・かもしれません。
    この記事のあとでちょうど朗堂C1512が出たので、、、もしかしたらですね(笑)
    なんか面白いですねぇ~アフェを実感するというのは!!
    なんかすごいですね!!

    • ビスタ2世さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      売れるといいですね~
      このコンテナはちょっと買い足したいんです。
      DF200も追加したいし・・・困ったものです(笑)

  2. クモハ489-901 より:

    おはようございます。
    玉ねぎと言ったらカレーでしょ。(笑)
    夏のカレーも魅力的です。
    レッドベァと玉ねぎ君のイラストのコンテナ、
    臨場感たっぷりですね。
    今はすくすくと玉ねぎも成長し、収穫の秋まで
    農家の方々のご苦労が続くと思います。
    農家の方々にも感謝、流通に関わった貨物列車にも感謝しながら、玉ねぎを味わいたいです。
    夏の玉ねぎ、薄くスライスしてマリネも美味しいですよ。マリネドレッシングの酸っぱさが、
    夏バテを防ぎます。是非…。(笑)

    • クモハ489-901さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      私も玉ねぎ大好きです~
      新玉ねぎの季節なら生でもいいですよね!
      かつお節としょうゆでいただきます。
      カツオのたたきもいいですよね~
      REDBEARに感謝であります(笑)