閑話小話 159 国鉄末期 パレット輸送とは

皆さま おはようございます

ちょっと不安定な天気ですね。
昨日は日中暑かったので夕方から雨かも?と聞いて嬉しかったのですが、ちょっと雷があったくらいで雨はわずかでした。余計に蒸し暑くしただけでしたね・・・。短時間だけバサっと降って気温を下げてくれるような都合の良い雨雲はいませんかね???(笑)

さて今回ですが、国鉄末期に流行ったパレット輸送についてです。貨物と荷物の定義についてはググっていただいて・・・国鉄が言う手荷物・小荷物を、パレットに載せて発送先別にまとめて運ぼうってことなんですね。

鉄道による輸送とは?

紺1色の荷物・郵便列車

「貨物」とは財貨や物品であり、「荷物」は運搬運送する物品と解釈されています。これは鉄道に限らず航空便の場合でも同じようです。鉄道においての「荷物」は旅客列車で運ぶ手荷物・小荷物のことを指しており、飛行機に乗る際の預かり手荷物みたいなもんでしょうか。

従来、1つ単位で仕分け・荷役を行なっていたため人出と手間が掛かっており生産性の向上が叫ばれていたんですね。そこで1960年後半に新しい試みとして「パレット荷役」というシステムが始まりました。行き先別にパレット(すのこ・土台のようなもの)を用意して、ひとまとめにして運ぼうというものですね。主たる駅には平行して自動仕分け装置を導入し、車両(スニ40/41など)は側面総開き・平床構造として積み下ろしの作業負荷を軽減させるなど改善が図られました。

鉄道における「荷物」の解釈も、パレットに載せてひとまとめにすると限りなく「貨物」に近くなってしまうように感じますね。私自身もこの記事を書いていてその違いに迷いました。パレット荷物車は、東海道・山陽本線系統、東北本線系統といった幹線で専用列車が設定され、夜行急行列車に併結もされていましたよね。スピーディーな荷役で好評であったと思われます。

1978年には、車両を大型化したマニ44が開発されパレット輸送をより一層強化していきました。しかし、1986年の国鉄最期のダイヤ改正で荷物輸送が廃止されることになりました。民営化により地域別に分割されてしまいましたが、JR貨物は発足していますので宅配事業者とタッグを組んで荷物輸送を継続すればビジネス的に良かったのにと思いますね。実際に、現在はヤマトや佐川といった宅配便が鉄道を利用して小口荷物・貨物輸送を行っているのですから!勿体ないことですね。

パレット輸送

荷物をパレット(すのこ・台のこと)にまとめて、そのままの荷姿で他輸送手段に積み下ろしを行う方法ですね。フォークリフトでパレットごと積み替えを行ない、関連する事業者でパレットを共有することで荷役作業の短縮化・簡略化がなされます。しかし、パレットの保管や回収にデメリットがあります。

マニ44

1960年後半から始まった「パレット荷役」をより推進するために、老朽化したマニ60/36の置き換え用として投入された荷物車であります。150両以上製造されたかと思います。荷役作業の効率化を追求し扉は総開きで側面は全て扉です。国鉄標準仕様B形パレット(1100*1190mm 600kg)が24個積載できました。新たな荷物輸送の標準車として専用荷物列車や客車への併結などで運用されました。
しかしながら、前述の通り1986年のダイヤ改正で荷物輸送が廃止され、ほとんどが転用されずに民営化前に廃車となり、長くても製造から8年、短くて4年という短命さでした。ごく一部ですが、カートレイン用として転用されたかと思います。

模型はKATOから

悲運のパレット車 マニ44

KATOが荷物・郵便列車の製品化に熱心ですね。私自身、つい最近までさほど興味がなかったのですが・・・見事に魅力に取りつかれハマってしまった感があります。雑多とは言いませんが新旧まざった統一感のなさと、積み荷への関心から何本か購入してしまった次第です。

KATOカプラーへの交換と、室内灯は迷うところですが・・・郵便車は車内で仕分け作業が行われていたようですので白色室内灯があった方が良さそうですね。他車は点いていても作業等程度でしょうから無くてもいいのかなと思っています。

牽引機は、東海道・山陽本線想定ならばEF58/62/65でしょうか。東北本線はEF56/57みたいです。

お求めはコチラ

EF62は山から下りても活躍しましたね

現在の小口荷物はコンテナ内に積載して貨物列車にて輸送されています。貨物と荷物を分けることなく1つの輸送手段として成り立っています。郵便は鉄道を使わなくなりました。新聞輸送も基本的には民営化前に廃されましたが、JR化後に一部(房総や宇都宮・高崎方面)に電車を使った輸送がありました。

小口荷物は受付や仕分けに大きな労力が必要で地上設備も充実させねばなりません。ですから当時国鉄は辞めたんだと推察するのですが・・・ビジネスとしては勿体ないことをしたな、と思ってしまうんですね。数を捌かねばならない個人荷物を請けると大変ですから、扱うのは事業用のみで基本的に「運ぶだけ」に注力することにしたのでしょう。

パレット、コンテナと来て、次世代の貨物・荷物輸送はどういったものになるのでしょうか。
鉄道の関わりは?絶対に必要な輸送手段ですから将来が楽しみですね!

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

情報そろってます

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コメント

  1. hipo より:

    ご存じかもしれませんが、パレット輸送に関して
    https://www.youtube.com/watch?v=L2_22rXiHQY
    が、参考になります。

    • hipoさま

      はじめまして
      おはようございます
      訪問・コメントありがとうございます

      ご教示ありがとうございます
      早速拝見し大変参考になりました!
      また是非お立ち寄りください。

  2. 南武蔵野線 より:

    小荷物輸送は宅配便に取って変わられた感じですが、今はモーダルシフトの関係から、関東~関西間の長距離輸送などが鉄道にシフトされつつあり、いい感じに住み分けが出来て来てると思います。
    また、模型趣味的にはなんにもありませんが、都市部では地下鉄の一部車両を使った試験も始まり、人手不足と相まって、これから思っても見ないような輸送形態が出来るかもしれませんね。
    模型は実車を見てますし、20両くらい郵便・荷物列車を持ってて、運転頻度も結構高いですね。

    • 南武蔵野線さま

      おはようございます
      コメントありがとうございます

      確かにJRと宅配便業者とで上手く住み分けができているようですね。
      慢性的な人出不足ですので鉄道網を活用するのはいい案ですね!
      アッと驚かされるのを楽しみにしたいと思います。
      荷物郵便列車の魅力に最近ハマりまして・・・面白いです(笑)

  3. 通りすがり より:

    こんにちは。
    荷物列車のパレットは、貨車のパレットと同じではありません。
    網カゴにキャスターが付いた物です。
    Wikipediaのマニ44のページの脚注にも『ワム80000形などの貨車に使用する平パレットとは異なり、小荷物用のものはケージ状の筐体に移動用のキャスターを設けた「ロールボックスパレット」の一種である。』とあります。
    https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%89%84%E3%83%9E%E3%83%8B44%E5%BD%A2%E5%AE%A2%E8%BB%8A

    • 通りすがりさま

      初めまして おはようございます
      訪問・コメントありがとうございます

      そうなんですね
      大変参考になりました!ありがとうございます
      確かに荷物を平積みでは仕事しにくいですよね・・・

  4. クモハ489-901 より:

    おはようございます。
    昨日は市内山間部の滝を見に行きました。
    滝つぼ近くまで行けますので、マイナスイオンたっぷりでした。マスク着用で滝つぼまでの階段120段はさすがに…。(笑)
    パレット輸送の意味が理解できました。
    1個1輸送ではなく、行き先を細分化し荷約の
    手間を省く取り組みだったのですね。
    荷物車「マニ60」の車内を見学したことならありますが、スニはちょっとないですね…。
    今はデジタル輸送と語ってもおかしくない時代、
    荷物を人の手から人の手へと輸送していた、
    アナログ輸送に関わっていた方々に敬意を表したいですね。

    • クモハ489-901さま

      おはようございます
      コメントありがとうございます

      コメントくださった方が動画をご紹介くださいまして、
      大変興味深い参考になる内容でした。
      現在の小口物流がだれだけ進化したものなのかよく分かります。
      先人が生み出したアイディアと仕事ぶりに感服します。

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