閑話小話 240 北海道のスピードスター キハ283系

皆さま おはようございます

昨日は冷たい雨が降りましたね。久し振りの恵みの雨となりましたが・・・寒かった!
今朝も寒くて・・・もうしっかりと冬支度しないといけませんね~

冬に連想する車両を想像してみると出てくるのがキハ283系です。
雪を蹴散らし車体を大きく傾けながらカーブを高速通過する姿は、シビれるほどカッコ良くて動画は何度も繰り返し見てしまいます。車両の老朽化やメンテの関係で本気は出せていないようです・・・。

運転台周りの造形がシャープでカッコいい

攻めた設計 キハ283系

1995年に試作車が落成してから2001年までに60数両が製造され、釧路方面の高速化事業に合わせて投入されました。キハ281系の発展型として開発され、振り子付き台車を生かし最高速度130km/h(設計上は145km/h)を誇ります。札幌ー釧路間をキハ183系の所要時間から45分短縮する驚異的な速さです。

そんなキハ283系ですが、落成後まだ20数年しか経っていないにも関わらずキハ183/281系よりも早い引退・廃車となっています。キハ281系に至っては試作車ですら現役で活躍中なんですから残念なことです。どれだけ酷使されてきたか、ということでしょうね・・・。

言われていますのは、車体の計量化に伴う剛性不足です。北海道内の他列車が120km/hに制限されたところ、キハ283系は高速走行時の振動が指摘されていたために、最高速度は110km/hまで下げられています。剛性については、新製時から指摘されていたわけではありませんが、攻めた設計と運用方法が大きく影響しているのかと思われます。攻めた設計・・・軽量化でしょうね。最高速度が同じキハ183系より30分早いのは流石キハ283系です!

振り子を生かすためには、重心を低くし車体を軽くすることで不必要な揺れを防ぐことかと思うのですが、重心はこれまで屋根上に設置されてきた空調機を床下に収めました。車体の軽量化は見えないところですので詳細は分かりませんが、軽量しすぎたか剛性まで不足する結果となったようです。自動車に例えて説明されていたサイトを拝見したのですが、非常に分かりやすく感心しました。私も以前、愛車を乗り換えた際に車体の硬さに驚いたことがあります。確かに重いのですが凸凹のいなし方や安定感は格段に向上していましたよね。技術ってスゴいなと感心しました(キハ283系と同じ富士重工のクルマですが・笑)

無謀だったかもしれない130km/h高速運転が車体の寿命を縮め、減速・減便によって延命してでも使い続けなければいけない厳しい財政状況は、北海道での鉄道高速化が限界に近いと思わざるを得ません。技術の向上を目指しても、メンテが追いつかないのでは以前と状況は変わりません。両立してこその高速化です。スピード感のあるデザインがスタイリッシュでカッコいいキハ283系が、解体されるのは残念ですが・・・残る車両がもうしばらく活躍してくれることに期待したいと思います。

模型はKATOが決定版

先頭車の封じ込め編成が北海道車の魅力でもあり

実車同様に振り子機能を有した模型がKATOから出ています。
脱線頻発でまともに走らなかったことも・・・何度とリニューアル(闇改修)を行ない、当区に所属するロットは、ヘッドライト改修時の床下Assyに換えたことでまともに走行できるようになっています。それまでは鉛を台車下に貼り付けて安定させていました。新旧パーツを比べてみたのですが、何処が変わったのか見当もつきません・・・。同じ振り子機能付きでも381系はさり気無い傾きに変えており、より実車っぽい雰囲気に見えます。今後は同様に変えてくれるといいなぁとは思いますね。

整備は取説通りにパーツを取り付け、室内灯は純正のLEDではありますが古い白色タイプです。車体を揺らしながら這うように走る(ように見える)姿を見ると、コントローラーのつまみを多めに回したくなります。縦に並ぶヘッドライトは3灯づつ点灯しますが、ハロゲン・HIDが1灯づつ2灯点灯させるようにすると実感的かもしれません。

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キハ285系の開発中止、キハ261-1000系への集中により、画一化が加速する北海道の特急です。このあたりはJR東日本のノウハウが生きているのでしょう。ファンとしては、振り子や車体傾斜装置といった技術力を生かした攻めた設計に期待していましたが、足元がグラついていては何もできませんからね。そこに新幹線ですか・・・不安でしかないです。

やはり在来線特急が元気でないと北海道らしくないですよね!
高速化のために積み重ねた研究成果が生かせる時が来たらいいのですが。

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

コメント

  1. クモハ489-901 より:

    こんばんは。
    北海道という、特殊な気候条件の中での酷使、いかに国鉄型の車両がタフだったか思い知らされましたね。
    北海道は道内の航空路線もありますし、お客様の判断も様々でしょう。
    北海道新幹線が将来的に旭川以北まで開通しますと、今のローカル線もだいぶ変わってしまいそうですね。
    そんな時に車両の不具合があったら
    大変ですね。そうならないように、
    基本的な管理を徹底してほしいです。

    • クモハ489-901さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      そうですね~
      国鉄型車両が頑丈に作られていたからこそ、
      今でもキハ40や58が走っていられるんですよね。
      スゴいことですよ。
      北海道は気象条件が特殊ですから難しいことが多いと思います。
      だけにしっかりして欲しいものです。。。

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