閑話小話 255 特急「つがる」と E751系

皆さま おはようございます

来週は寒くなるようですよ~
強い寒気が下りてきてるようですから、日本海沿岸は雪に気を付けた方が良さそうですね。
こちらは太平洋側ですが、週末にタイヤ交換して来ようかと思っています。

さて今回ですが、JR東日本の交流専用の特急型E751系です。機器的に制限があるため運用に幅が出ないのが残念な車両です。個人的にこういうマイナー車が好きで・・・模型を入手しています。

少し勿体ない運用か E751系

JR東らしいこのマスク好きですね

老朽化していた485系の交換目的に開発されていたE653系をベースに、交流電化区間のみで運用するコスパを考慮した車両として開発されたのがE751系です。2000年に盛岡ー青森間を結ぶ「スーパーはつかり」として投入されました。その後は東北新幹線の延伸に伴い都度運用区間が変更になり、現在は特急「つがる」として青森ー秋田間を結んでいます。

外観はE653系とほぼ同様ですが、雪の多い寒冷地を走行することを想定した装備が搭載されています。高運転台(E653系と同様に)を採用、ヘッドライト・テールライト・汽笛は高い位置に設置しています。側面の窓周りは黒く塗られ連続窓風に見せているのはこの時代のトレンドなんでしょうかね。

室内はE653系がモノクラス7連だったのに対し、485系同様に半室グリーン席が設定され、座席はE3系新幹線のものが採用しています。一度乗車しましたがシートが大きくて贅沢な気持ちになりましたね。普通席はE653系と同じものですが、通路端のデッキとの仕切りは寒さ対策のためタッチセンサー式の片開き自動ドアとされています。E653系は「フレッシュひたち」で何度か乗車していましたので、いくつか違いに気付くことができました。

そして走行機器ですが、当時の運用・配置に対する考えと今の考えとでは違ったのでしょう。交流専用として設計されています。E653系が常磐線特急から撤退し1000番台化、羽越本線で活躍していますが、E751系は交流専用でありために運用範囲が限られ、新幹線の延伸に伴いその範囲が狭められてしまっています。海峡線で使用されていた保安装置の搭載も見送られていたので青函トンネルも走行できませんでした。勿体ないことですね。

6連で落成したE751系ですが、現在は4連に縮小され特急「つがる」として青森ー秋田間を結んでいます。ねぶた・ねぷた祭り時は需要が多いのでしょう、抜かれたモハユニットは増結用として残されていましたが2015年に廃車されています。このコロナ禍で観光需要が激減していますので、このE751系の運用が心配であります。新潟から秋田で乗り継いで青森へ向かうアクセス特急の役割もありますが・・・。

模型はマイクロエースより

マイクロのボディにGMのスカートを取り付けました

「スーパーはつかり」と「つがる」が製品化しており、「つがる」は現行の4連でFW化動力にリニューアルされています。当区の「つがる」はリニューアル前の6連で非FWの動力がかなり微妙な状態で、TOMIXモーターに換装しようかと考えています。

また、クハのスカートは登場時のものでしたが、更新された強化型スカートに換えたかったので、GMのE653系1000番台用を入手し取り付けています。元のスカートが車体と一体型でしたので、カットする際は寿命が縮む思いでしたが何とかなりました。新たに取り付けるスカートの塗装と、ヘッドライト白色LED化のためにぴょん鉄に持ち込み施工していただきました。

なにせ古い製品ですので、車体の塗装や印刷、パンタグラフ周りの造形が少々寂しい気がします。が、製品化してくれただけでもありがたいと思いますね。

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集電スプリングが目立ちますが・・・半室G席の灯りを分けています

新幹線の延伸によって振り回すことが多いように感じますね、JR東日本は。新幹線の延伸なんて何年も前から計画されていることですから、考慮したうえで開発するんだと思いますけど。その時々の判断で十分に対応できる体力(お金)があるからできることですね。色々な判断があってのことでしょうが、素人の私が見ても勿体ないと感じてしまいます。

E751系はまだ20歳ですよ~
交直流化はないと思いますので・・・細々とでも長い活躍を願ってやみません。

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

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