閑話小話 312 常磐線緩行 ATO化だそうです

皆さま おはようございます

オリンピック絡みの人事が発表されてましたが、今更感というか出来レースと言われても仕方ない人事ですな。くだらない三文芝居で国内は誤魔化せても海外には通用しないだろうなぁ。半年切って何やってんだか・・・ここまで楽しくないオリンピックも珍しいです。スミマセン・・・愚痴になりました。

さて今回ですが、地元の常磐線緩行(千代田線)用で、ATOこと自動列車運転装置が使用開始されると発表されましたので書いてみます。

ATO化で画一化

常磐線緩行 千代田線直通車のE233系2000番台

まずATOとは何ぞやですね。
「Automatic Train Operation」の略で、自動列車運転装置のことであります。大まかに地上で地点情報を発信する装置と、車両側で地点情報を受信する装置、同じく車両側で力行・惰行・ブレーキの制御装置の3点で構成されます。運転台にあるボタンを押すことで走り出し、ATCで設定された制限速度内で走行、いくつかある地点情報発信装置の情報を得て自動減速し、停止位置に停車します。

運転士と車掌の2名が乗車するのは変わりありませんが、運転士の負担は格段に減ることになります。何故、常磐線緩行に投入されたのかは、東京メトロ千代田線は既にATO対応をしていますから、車両側に大きな改造が必要でないこと、踏切がないことが挙げられるかと思います。2021-2022年度でホームドアが設置される予定ですので、設置完了となるといよいよワンマン化でしょう。

ライバルである「つくばエクスプレス(TX)」は開業時からホームドア・ワンマン・ATOで運行されており、前面の車窓を何度も見ていますが、未だに不思議な感じがしますね。運転士が加減速操作を行いませんので、操作テクが披露されません(変なクセも出ない)。全列車同じ乗り味になります。「この運転士上手いなぁ」と思うことがなくなるのも寂しいですけどね(その逆も)。

常磐線緩行は3社乗り入れですから、それぞれ型式の違いによる乗り味をより客観的に味わうことができるかもしれませんね!E233系と4000形は変わらないかな(笑)

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地下鉄仕様のため基本番台とは違った趣

アナログ好きなおじさんからすると、運転士さんの体験談を見聞きするとワクワクするのです。
寝台列車を牽き出す、減速・停車時の気の遣い方・・・遊びの多い密着自動連結器から発する音や振動を極力抑えようとするテクニックは最高にカッコいいと思っていました。普段の通勤・通学でも減速・停車が上手い運転士にあたることありますよね。逆にカックン停車する方も。自動車の運転もきっと同じなんだろうなぁと想像してみたり(笑)

自動運転化によってより確実な安全運行がなされるでしょう。近い将来にワンマン化、最終的には完全に自動化を目指すことになります。JR東にとって常磐線緩行でATO初営業運転となることは感慨深いことでありますね。

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

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コメント

  1. クモハ489-901 より:

    こんばんは。
    元委員長、地元の県民も呆れ顔です。情けない…。(汗)
    さてさてATO、解説でかなり理解できましたが、日本の鉄道技術は新幹線で培われましたから、
    電車の自動運転はお家芸ですね。
    そのうち、運転手さんも車掌さんも要らなくなる時代が来ると思います。遠隔操作で動かす時代もそこまで来てるかもしれませんね。

    • クモハ489-901さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      職場付近では自動車の自動運転テスト車両がよく走ってます。
      ひと目で普通と違うと判りますから面白いです。
      「ゆりかもめ」は無人なので車窓の眺めがいいですよ~