閑話小話 96 JR北海道の標準特急型 キハ261系

皆さま おはようございます

昨日は暑かったですね~・・・
今日も30℃近くまで上がるそうですから、マスク着用で熱中症なんてシャレになりません。ソーシャルディスタンスがキープできているなら無着用でもよいっていう風潮があるといいですよね。相手があることですから、なんでも自己責任とは言いにくいのですが、なんもかも自粛、四六時中マスク着用では・・・疲れちゃいますよ。

さて今回ですが、キハ261系1000番台を出してみます。
今ではJR北海道の特急型車両の標準として増備が続いていますね。国鉄型車両の淘汰は寂しいものがありますが、過酷な土地で使用される車両の維持は大変です。

JR北海道の標準に キハ261系1000番台

傾斜装置を使用していた「Tilt261」時代

登場したのは2007年のことであります。特急「おおぞら」をキハ283系で置き換え高速化(スーパー化)を果たしますが、一方の「とかち」はキハ183系が残りました。このキハ183系の置き換えには、車体傾斜制御装置を搭載しコスパの良いキハ261系を投入することとし、1000番台を開発・投入し「スーパーとかち」として高速化されました。

一旦増備は完了したものの2013年に再開されています。逼迫する財政事情を鑑み、開発中のキハ285系を断念、今後はキハ261系1000番台がJR北海道の主力車として増備を進めていくとされました。残存する国鉄型を淘汰する型式となるんですね。

キハ261系と名乗りますが、基本0番台から大幅な仕様変更により互換性がなく混成はできません。機器類の配置は基本0番台を踏襲しますが、鋼体などは電車の789系1000番台と共通とされ、前面の意匠もほぼ同じとなっています。車体傾斜装置についても基本0番台から制御装置を更新していますが、保線保守の関係から2014年以降は使用を取りやめており、5次車以降は搭載自体を見送っています。残念なことですね。

2015年以降は函館ー札幌間を結ぶ「北斗」用として投入を開始し、心機一転外装の塗色変更を行いました。白・黄・紫の3色それぞれには意味合いがあったかと思いましたが、前面の黄のインパクトが強すぎて・・・忘れました。

ちなみに「北斗」は2022年までに全列車キハ261系にすると発表しています。

模型はTOMIXとマイクロエースより

国鉄型特急を彷彿させる高運転台

JR北海道の特急型はマイクロエースの牙城だったんですが、キハ283系と789系1000番台はKATOが、キハ261系1000番台はTOMIXと崩しに掛かっているようです。個人的にはキハ261系の基本番台を是非やって欲しいので気長に待っています。

この1000番台「スーパーとかち」仕様もマイクロエースが早々に製品化していましたが(しかもFW付き動力)、TOMIXが新塗装まで展開していますので完全に飲み込まれた感がありますね。当区には限定の旧塗装「スーパーとかち」が在籍しており、好きな型式ですのでよく走らせていましたが、いわくつきのM-9モーターが壊れ休車状態になってしまったのが悲しいです。室内灯はテープLEDによる自作品を搭載し、全車TNカプラー化、トイレタンク取り付けなど手を入れています。トレインマークを印刷済みパーツで再現してくれたのは大きいのですが、車体とツライチなのでガラス1枚分奥まった感がないのが残念なところ。ここを求めるのは酷な気がするので仕方なしと思っています。

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この車両デザインは何処か日本離れしていて個性的

JR北海道の特急型車両は国鉄型に見られた高運転台を踏襲しています。
このデザインはキハ281系から始まったのですが、デンマーク国鉄と共同設計しているんですね。どこか日本離れしたデザインで個性的ですが統一感が見られて素敵だと思っていました。それがキハ261系に統一されてしまいますから、個性が感じられにくくなってうかもしれませんね。過去には新千歳空港駅も共同でデザインしています。

標準化という合理化で特徴が減りつつあるJR北海道の車両ですが、現在の経営状況では仕方がないですね。振り子などの技術力ある集団かと思っていますので、いつかは復活を期待して・・・。

九州や四国の車両に負けない特徴ある車両が出てくるといいですね!

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

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