閑話小話 116 西日本の伝統 トワイライトエクスプレス

皆さま おはようございます

生暖かい嫌~な陽気ですね・・・豪雨も酷く心配です。
しとしとと紫陽花に雨が降り続く、なんて昔の話になってしまいましたね。降れば大雨、晴れれば猛暑・・・来年の今時期にオリンピックなんてできるのでしょうか?!

さて今回ですが、24系時代のトワイライトエクスプレスを出してみます。
濃緑の優雅な編成で、日本海沿岸から夕陽を眺めることができました。

豪華寝台列車 トワイライトエクスプレス

スイートに乗車した方が羨ましい!

1989年に旅行会社の企画商品として運行を開始しました(同年中には臨時列車扱いとなり一般への販売を開始)。列車名の「トワイライト」には夕暮れと夜明けの薄暗い時を由来としていて、日本海で見る夕焼けや津軽海峡での明け方を楽しめるダイヤ設定としています。雄大なパノラマと大自然をゆったりとした鉄道旅で味わうことをテーマとしました。素晴らしいですね・・・ラウンジで一杯やりながら車窓を楽しみたいものです。

JR西日本・東日本・北海道の3社をまたぐ列車で約1500kmを22時間掛けて運行します。この営業距離は日本一で、新津(新潟県)ー洞爺(北海道 蛭田郡)間は客扱いを行わないことでも有名で最長距離を誇ります。

オリエント急行をモデルとして、ブルートレイン=青のイメージを覆すべく、日本海の濃緑と薄明の金で塗装され、車内は木のぬくもりを感じる木目調とされています。

琵琶湖の風、日本海沿岸と北海道の雪により運休・遅延が多く発生しましたが、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」に引き継ぐ2016年まで駆け抜けました。

敦賀のEF81 窓下の点検口がその証し
牽引機 EF81【敦賀】

大阪ー青森間を担当する交直流型の機関車で、客車と同じ塗色の専用機が用意されていました。稀に同じ敦賀の一般色(ローズピンク)が代走することもあり、逆に「日本海」をトワイライト色に換わることもあり沿線を賑わせました。トワイライト色の専用機の連結器は密着自動連結器に交換されており乗り心地向上に一役買っています。

牽引機 ED79・ED76-551【函館】

青森ー五稜郭間を担当
「カシオペア」「北斗星」と違ってヘッドマークがつかなかったことが残念ですね。

牽引機 DD51【函館】

五稜郭ー札幌間を担当
他の高速列車へのダイヤの影響を最小限にするために重連で運用されました。
それでも後続の特急列車を待避する回数が何度かありました。

模型はTOMIX・KATOから

カーテンと壁面を施すだけでかなり違います

TOMIXからは通常品の他に「さよならセット」「特別な~」が製品化されています。
当区には(予算の都合上)KATO品が入線しておりまして、高級列車だけに内装にも手を入れ走りだけでなく見た目も楽しもう魂胆でいます。

実車同様に窓ガラスパーツの着色度合いが強く、純正室内灯を組んでも煌々と灯らないのは仕様です。そこがいいんですけどね。各室のカーテンと通路側の木目調壁面を表現してやると何とも言えない良い雰囲気が楽しめます。ラウンジのソファーなどは本来なら塗装してやるといいのでしょうね。

機関車類はTOMIX機としておりますが、カプラーのKATOナックル化は難なく加工できますから問題ないですね。逆にKATO機へのTNカプラー取り付けは面倒なので、当区の場合よほどの機体でなければ施すことはありません。

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機関車は次世代機に更新されず・・・

ヘッドマークのイラストにも触れておきますが、列車名が長いことから国鉄時代の列車名の視認性重視という考え方を捨て、ヘッドマーク全体のデザインで視認する方向となりました。よってアルファベット表記でピンク色という斬新なデザインになったんですね。下部の海は日本海を表していますが、寝台特急「日本海」で表した海より穏やかな波となっているそうです。また、ブルートレインからの脱却からか「流れ星」マークは描かれていません。

24系を種車にした車両ですが、違った意味でブルートレインを意識したコンセプトなんですね。すごく興味深いです。「Twiligth Express 瑞風」となってもコンセプトが継承され進化しているのはファンにとっても嬉しいことですね。違ったコンセプトで運行が予定されている「West Express 銀河」にも期待しています。

JR西日本の古き良き伝統(車両も?笑)を大事にする姿勢を感じますね!

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

コメント

  1. クモハ489-901 より:

    こんばんは。
    トワイライトエクスプレス、北陸本線の「華」でしたね。初めて見た時はその豪華さに、息を飲みました。
    最初は両端にスハネフを連結するという、
    変わったスタイルで登場しました。
    次いで、トワイライト専用の機関車が登場すると、一気に撮影意欲が増しました。
    動画撮影中に、新登場のオロネ(車両中間にスイートがある車両)を撮影できたのも、いい思い出です。
    カニが青カニになったり、機関車故障で富山の更新釜が牽引したり、はたまたレッドサンダーの牽引もありましたし、機関車でも話題の輝いたトワイライトエクスプレス。京都鉄道博物館で
    静態保存されておりますが、機関車を含め、
    車両も見ごたえ充分でございます。
    次は是非銀釜でトワイライトを…。(笑)

    • クモハ489-901さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      「華」ですよね~
      是非とも間近で見てみたかったです。
      機関車での話題は関東でも聞いておりました。
      銀釜はウッカリしてました!今度やってみます(笑)

  2. ビスタ2世 より:

    トワイライトや北斗星が金額的にも庶民でも手が届いてちょうどよかったんですがねぇ~。
    今の超豪華列車たちは、、、堅気の人間では乗られないような値段ですから。。。もうちょっと何とかしてほしいですよね。

    北斗星!トワイライトエクスプレスの復活を希望です。

    • ビスタ2世さま

      おはようございます
      コメントありがとうございます

      クルーズトレインはもういいですわ・・・
      憧れますけど、乗れるほどのステータスを得た時には車両は無いでしょう(笑)
      ちょっと頑張れば乗車できるくらいの設定だと励みになります。