閑話小話 142 豪華だけではない何か・・・ 「カシオペア」

皆さま おはようございます

今日はお休みいただきます。
今週末は出社ですので先に休んどきます。。。美味しい蕎麦が食べたいなぁ~
先日、架線柱と直線レールを入手したので、自室に拡げてみようか企んでいます。駅ホームも分岐もないので情景は寂しいままですが、電化されたので(笑)積極的に電車を走らせられますね!

さて今回ですが、寝台特急「カシオペア」であります。
シルバーの1色の車体は、雪景色や木々の緑に溶け込んでいましたよね。。。
四季折々の情景にマッチする素晴らしい列車だと思います。

ニュー北斗星「カシオペア」

また上野駅で見たいこの顔

寝台特急「北斗星」がこれまでの常識を打ち破った列車でありました。
この「カシオペア」は開発当時はニュー北斗星・スーパー北斗星と呼ばれたそうで、明らかに北斗星の上位に位置する列車として開発が進められました。

「北斗星」「カシオペア」は同時期に活躍した列車の印象が強いのですが、デビュー時期は10年以上の開きがあるんですね。より一層成熟したデザインとなるわけです。
「北斗星」は、多くの乗客を早く運ぶコンセプトに豪華さという付加価値を加えた寝台特急となりました。個室寝台が多く設定されたのですが、弱点がなかったわけではありません。それは24系であったこと・・・1970年代に設計された車体の改造では限界があるということですね。「カシオペア」が改造ではなく新製された大きな要因でしょう。

外装については、ステンレスボディに5本のラインが未来的で今っぽい雰囲気を醸し出していますね。その目に見えるところ以外に、豪華寝台列車に相応しい配慮がなされているのは静粛性だそうです。車体の軽量化により走行音を軽減しただけでなく、水回りの配管を流れる音も可能な限り低減させています(意外と気になる音ですよね)。

編成の中で注目したい カハフとマシ
カハフE26

集中電源方式の電源車として組まれているわけですが、豪華さという付加価値をつけるためにラウンジと一体型となりました。発電機の小型化や静音性のキープに目途がついたのでしょう。近未来的なデザインのラウンジカーで「カシオペア」の目玉となる車両が電源車なのは・・・ここは10年の差ですよね。

マシE26

豪華寝台列車の専売特許となってしまった食堂車。
「北斗星」は「グランシャリオ」、「カシオペア」は「ダイニングカー」と呼ばれ、模型でも編成の重要なアクセントとしてなくてはならない存在です。マシE26は2階建てとなっており2階にダイニング、1階は厨房と通路を配置しました。喫食スペースと通路を分け、乗客の往来をなくしたのはスシ24からの教訓ですね。

模型はKATOが再生産

EF510-500の☆は無くなりましたから新鮮ですね

定番のアイテムですからお持ちでない方は是非入手されてくださいね。転がり性能の良いKATOのは室内灯を組んでも安心感がありますよ。牽引機にはトルクのあるTOMIX機にすれば更に安心です。EF81が同時再生産ですが、年末にはDD51がリニューアルするそうですよ。どこが変わるのか分かりませんが・・・重連で牽く「カシオペア」の姿を見ると模型でもシビれると思います!

当区の「カシオペア」は数年前に発売された12両セットですが、純正室内灯のほか、エヌ小屋で木目調の壁面を施し、タックシールでカーテンも再現してみました。一部色挿しが必要な箇所もありますが、高級寝台客車として十分な仕上がりとなりました。

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「カシオペア」が全席個室寝台で2段ベッドが採用されていなく、乗客ターゲットの年齢層を考慮した結果でしょう。対し「北斗星」はほぼ個室寝台となります。24系らしく開放B寝台が残るからですね。開放寝台がある方が旅情が感じられて良いという方も多くいらっしゃると思います(年齢がバレますね・笑)。片や「カシオペア」はスイートやツインでの移動は旅行なんですけど「=旅情」にはならないのかな、と。世代によって感覚も様々ですから、これからどう進化していくのか楽しみです。

「カシオペア」のコンセプトには「豪華さ」だけではない何かがありそうです。佇まいから感じるものなんですが・・・ちょっと言葉が見つかりません。「エレガントさ」とでもいうのでしょうか。。。この何かが重要なもので今でも一級の寝台客車として人を惹き付けるのだと思います。

今回は「カシオペア」について考えてみましたが、設計コンセプトや理念、それが乗客にどう伝わったかを知るのは楽しいですね。特に最近は国鉄型車両の設計理念について知りたいと思っています。

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

コメント

  1. クモハ489-901 より:

    おはようございます。
    日本の寝台特急の「粋」を集めたような
    カシオペア、一夜限りの「贅沢な空間」が
    売りだったと思います。
    北海道に行けなく(行こうと思えば行ける)
    なりましたが、行き先の観光地と、旅の
    テーマをしっかり組んだ内容でないと、
    もったいないかもしれませんね。
    鉄道会社と、旅行会社の共同企画での
    販売でしょうが、「乗りたくなる」は
    もう誰でもありますし、これからの企画が楽しみですね。会社を跨いでは三セクや企画に乗らない会社などの障害もありますが、お客様は会社を跨ごうが、行きたいですからね…。(笑)
    客車もですが、牽引する機関車にも要注目ですね。(笑)

    • クモハ489-901さま

      おはようございます
      コメントありがとうございます

      行きたいですね~・・・
      行く手段が一つなくなってしまったのが残念でなりません
      やっぱ「カシオペア」は北海道まで行かないと・・・
      大人の事情がありますが、そこは是非再考いただきたいですね。