閑話小話 160 大改良!グレードアップあずさ色 183系

皆さま おはようございます

昨日は更新をお休みさせていただきました~
最近、家庭内でマンガが流行ってまして・・・
嫁さんが元々活字&マンガ好きでよく読むのですが、仕事疲れのせいか文字を見ると疲れるというので最近はアニメを見てたんですね。その影響か原作が読みたくなって古本屋で大人買いしています(笑)
読みだすと止まらないのですよ・・・連日寝不足です。

さて今回ですが、「グレードアップあずさ」の183/189系であります。先日、薄紫色(長野色)の新グレードアップ色をご紹介しましたが、その前の短命だったトリコロールを出してみます。「あずさ」にはよくお世話になったのですが、この配色は乗車したか・・・よく覚えていないんです。

看板特急のグレードアップ化

この塗装は好みが分かれそうですが私は好きです

「おさらい」のように書きますが・・・
JR化後より「あずさ」「あさま」は高速バスとの熾烈な競争に巻き込まれます。中央道と関越道の整備に伴い次々と路線拡大した格安高速バスに、車両のグレードアップで対抗することとなりました。1987年頃に「あずさ」用の183系と、それ以降に「あさま」用の189系の計約150両が、アコモデーション改善以上に大がかりな更新を受けました。当然、企画切符や回数券でも乗車できますので、その効果も得て人気となりました。新幹線がない路線のリゾート・ビジネス特急(ドル箱特急)として、一定の乗車率を誇っていたのですが、運用開始時はグレードアップ車の数が間に合っていませんから、時刻表に「グレードアップ車で運転」と記載され、運用が限定されたために人気が集中したのでしょう。

長野新幹線の開業により「あさま」用のグレードアップ車が松本に転出し、上記の限定運用がなくなりました。甲斐路を抜け城下町松本、安曇野へ、さらに大町・白馬・南小谷とリゾート・ビジネスの両面で支えた信州の183/189系であります。E351系が登場してからも活躍し続けました。2002年に後継のE257系に中央線看板特急としての座を引き継ぎ第一線から引退、一部は団臨用として残りました。

オリジナル特急色との離合も見られたハズ
グレードアップ

指定席のみ座席が交換されフリーストップのリクライニングになっています。シートピッチは960mmと50mm拡大、床面のハイデッキ化、窓の大型化、読書灯取り付け、ドア上の情報装置設置などが行われ大きな変貌を遂げました。(致し方ないことですが)シートピッチが拡大したことで窓割りが合わない席が出てしまったのが残念です。自由席は座席のモケットを貼り換えたのみでシートピッチも変わりなく910mmとなっています。この差は指定席料金以上と感じられそうですね。

グリーン車は2+2の4列から2+1の3列としハイバックシートに変更されました。シートピッチは1160mm。かなりゆとりのあるグリーン席かと思いますね。この改善は、他車両のアコモデーション改善に影響を与えたと言われています。が、約2年に渡り改造を行ったために仕様が若干異なるようでテーブルやフットレストに違いがみられるとのことです。

グレードアップあずさ色(初期塗装)は、白地に裾部分はクリーム色、窓の高さに緑と赤の太目のラインが引かれました。どこかビビッドな印象を受けますね。1992年には青い「あずさ色」にイメージチェンジが図られていますので割と短命であったと思います。1997年には在来線の「あさま」が廃止されたことにより、長野の189系が松本に転属し「あずさ色」に塗り替えられているので、どちらかと言うと青いあずさ色の方が印象強いのかと思います。

模型はKATOより

窓の大きさに注目してください

かなり古い金型ですがKATOが製品化しています。またマイクロエースも9連が出ています。TOMIXからも出てはいますが、豊田に転属してから復刻版のように塗り替えられ波動用として活躍したM52編成がモデルなんですね。往年の中央線特急として再現するならば、KATOかマイクロエースとなります。

当区には、KATOの古い製品が入線しておりまして、取り付けが可能なAssyパーツを盛り込んで模型においてもグレードアップを図っています。定番の施工ですが、効果が大きいのはヘッドライト・トレインマークのLED化でしょうか。車端装置(トイレタンク)取り付けもカプラー周りが引き締まっていいですね。新あずさ色に施した165系用のクーラー移植をやりたいのですが、色がライトグレーなので行ってはおりません。室内灯は旧白色ですので控えめな灯りとなっています。

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特急マークがあった方が断然いいですね

1980-90年代に活躍した183/189系による特急「あずさ」。
特急色だった時代を含めると3回も塗装が変わっているんですね。グレードアップあずさ色は短命に終わった感じがあり、その後のあずさ色がE351系、E353系と受け継がれ特急「あずさ」のイメージとして定着しました。今回のグレードアップあずさ色とE257系の武田菱は、全く性格の違う塗装で見ていて楽しいものだったと思います。波動用として復刻塗装が登場したときは、懐かしさのあまり新宿駅まで見に行きました。しばらく活躍し沿線を賑わせましたが惜しくも引退・・・時の流れには逆らえませんでした。(485系もですが)こんな特急然とした車両はないと思いますね!

新生「あずさ・かいじ」としてE353系が活躍中ですが、E257系の処遇も気になります。
これからも中央線特急を応援していきたいと思います。

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

コメント

  1. ビスタ2世 より:

    TOMIXから出るだろうと待ち続けて何年になるでしょうか。待ちきれずM52を入選させましたが、やっぱり往年のがほしいですねぇ。KATOでもと思ったのですが、LED交換とか面倒だなと思い待ち続けてしまいました。そろそろだと思うのですがねぇ〜それほど需要がないんですかね。

    • ビスタ2世さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      M52編成やりましたから出来るハズなんですけど。
      183/189系は「あずさ色」の印象が強いのでしょう・・・
      当区のKATO製はぴょん鉄でLED化してもらいました~

  2. クモハ489-901 より:

    こんにちは。
    アニメーション、一度見だすと続きが気になってついつい続編…。となりますね。(笑)私の息子はやはり、
    「鬼滅の刃」、「ハクション大魔王2020」、「未来少年コナン」を録画しては見ています。(笑)
    183系「あずさ」、トリコロールカラーは、最初は斬新でしたね。当初製品はWパンタ仕様でしたっけ?
    生産終了してからレァになったのか、アキバの「ソフトランドぽち」で
    11両フルセットで10万円以上で売られてました…。(笑)

    • クモハ489-901さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      この歳になって・・・色々読んでますよ(笑)
      「鬼滅の刃」「約束のネバーランド」・・・いまは「東京喰種」です。
      他にも読みたいのあるんですが、おいおい買いに行きます!(笑)
      さて、10万以上ですか~・・・有り得ないですね(汗)