閑話小話 165 ライフラインを守る EH200

皆さま おはようございます

陽射しが強いですね~
まさに洗濯物日和です・・・よく乾きますよ。
急に雷雨になることがあるようなので在宅で気を付けておこうと思います。スーファミするか、マンガ読むか・・・完全にインドアですね。。。ちなみに息子はswitchのドラクエやってます。

さて今回ですが、寒冷地・山岳専用EH200であります。
国鉄型のEF64を置き換えるために製造された直流型機関車です。主に根岸や蘇我から長野方面などへ緑色タキでガソリンや灯油といった石油製品を輸送しています。青と緑のペアが良く似合います。

山岳路線対応の直流型機関車

タンカー牽引はお任せ EF64 & EH200
EF64 1000番台

1000番台は1970年代に開発された(意外にも)国鉄最後の電気機関車であります。
上越線や高崎線で運用されたEF15/16/58の置き換え用として投入されています。性能は基本0番台とほぼ同じですが、仕様は再検討がなされたために型式名を変えてもいいくらいに差異が大きいと言われています。クルマで言うところのフルモデルチェンジに近いマイナーチェンジなようです。上越線は有数の豪雪地帯であることから、特に主抵抗器や送風機など機器類の配置を雪害対策に考慮したもので、特徴的な左右非対称な側面を持った機体となりました。

2003年から機器類の老朽化による更新工事が施され、未更新車との見分けをつけるために塗装変更がなされました。大宮更新色(通称「牛乳パック」)や広島更新色などがそうですね。現在は全車更新が完了しているために見分けが必要なくなり、全検時には元の原色(国鉄色)に戻されています。

愛知機関区に集中配備され中央西線や伯備線にて現在も活躍しています。

EH200 Blue Thunder

EF64-1000の置き換え用として、重連運用解消のために開発・投入された2車体連結の直流型機関車であります。EF64重連運用時の粘着・牽引力を確保するためにH級の8軸駆動とし、EH200単機でEF64重連と同等の性能を発揮します。なにがあったのか量産機の勾配対策に問題が発覚し、しばらく製造が中止された期間がありましたが、解決したのか製造が再開され現在は24機が高崎に所属しています。

2012年に中央東線の運用がEH200に統一され、篠ノ井線・しなの鉄道経由でタンカー列車の牽引にあたっています。また、2010年には上越線での運用も統一され、タンカーではなくコンテナ列車を隅田川からの牽引しています。

蘇我発着のタンカー列車を我が地元でもよく見掛けますが、送風ファンやブレーキの音が凄まじくホームで後退りしてしまうほどの大迫力なのであります。

模型はTOMIX・KATOの両社より

緑と青のコントラストが爽やか

EH200もEF64も、両社から製品化されていますのでお好みでどうぞ。

KATOはヘッドライトが輝度が高く眩しいほどですが、TOMIXは相変わらずの真っ黄色で・・・交換のしがいがあります。けれども8軸集電8軸駆動によるトルクは素晴らしく、コキなら50両くらい牽いてしまいそうな牽引力を持ち合わせています。KATOは車体が軽量なため若干牽引力は劣るかもしれません。

EF64-1000については、大宮更新色の塗装に違いが見られ、濃いTOMIX(全検明け)と淡いKATO(経年退色気味?)といった違いがあるので楽しめます。スノープロウの大きさ(高さ)にも違いがあるのでリアルさと安定した走行のどちらを求めるかによっても変わると思います。また、重連運用ならばライトスイッチのあるTOMIXがオススメです。どちらにするか悩むかもしれませんね!

当区では、やはりタキ1000牽引が主業務となっています。緑のタンク車に青い機関車のコントラストは、どんな情景のレイアウトを走らせても映えるのでオススメしたい1編成でありますね。

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大宮更新機による重連は模型でも大迫力

中央東線・上越線の運用はEF64からEH200に置き換えられましたが、中央西線・伯備線の運用は未だEF64に頼っています。路線の関係上、後継がEH200かどうかは分かりませんが、恐らくEF210から派生した山岳対応車になるんじゃないかと予想しています。どうなりますでしょうか。近い将来に交代の時期がきます。大好きなEF64-1000が本当に引退となったら寂しいですね。

地元ではタマに見掛けるくらいですが、EF64-1000だと分かると走り去るまで見入ってしまいます。JR型のスマートな造形とVVVF音もいいのですが、武骨な国鉄型が重厚な走行音を立ててホームに突っ込んでくる力強い姿には惚れ惚れとしてしまいます。まだしばらく見ていたいですね!

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

コメント

  1. クモハ489-901 より:

    こんばんは。
    今日は先週行った「綿ヶ滝」よりも、
    更に山奥へ川遊びに行って来ました。息子はすぐに川で遊べるように
    最初から水着着用で、私達夫婦も軽装でサンダル履きで行きました。
    誰も居ない川辺で、しかも流れの緩やかな場所で、息子には天然のプールでした。(笑)
    現代社会では絶対必要な石油製品、
    まず廃止になることのない輸送ですよね。それに従事する機関車も
    重要な任務ゆえに簡単に解任できないですね…。
    こちら北陸では見れない石油輸送、
    車を運転する時に、ちょっと考察しなければいけませんね…。

    • クモハ489-901さま

      おはようございます
      コメントありがとうございます

      川はいいですよね~
      ベタベタしないですし私も好きです。
      流れが急だったり深かったり怖いところもありますから、
      子供から目が離せませんけどね。
      冬はガソリン&灯油で忙しくなると聞きます。
      クルマも家庭も電化が進んでいますが需要はどうなんでしょうね?

  2. ビスタ2世 より:

    EF64-1000は見なくなりましたねぇ~。
    時代はどんどんと流れているのでしょうねぇ~。寂しいですねぇ~。

    我が家ではまだ、EF64のほうが主力の状態ですし、EH200も1両しかないので「一家に2両」実践しないと・・・(笑)

    • ビスタ2世さま

      おはようございます
      コメントありがとうございます

      こちらにはEF64-1000はたまに単機でコンテナ牽いてやってきますよ。
      おそらく鹿島貨物だと思いますが、見掛ける機会があるのは嬉しいですね~
      タンカーをやるなら是非とも2機でどうぞ(笑)