閑話小話 174 狭軌最大出力を誇った EF66

皆さま おはようございます

昨日のF1にはシビれましたね~
まさかガスリーが勝つとは予想すらしなかったです。最近乗れてて調子が良かったようですけど、まさかまさかですよ。タッグを組んで50戦目のイタリアでイタリアのチームが勝つ。フランス人が勝ったのも久し振りで、その時も日本製エンジン(無限Honda)ですから・・・縁があるのでしょうね。

さて今回ですが、パワフルな車両を出そうと思い・・・出してきたのはEF66でした。
ツイッター上では「ニーナ」こと27号機の画像をよく見掛けるのですが、最後のゼロロクとなりましたが元気なようですし雄姿が見られると嬉しいですね!

旅客・貨物どちらでも EF66 0番台

まだまだ現役!ニーナこと27号機とサメこと100番台

1966年のことですね。
当時の国鉄が、高速道路の拡張によりシェアを伸ばしていたトラック輸送に対抗するために、生鮮品輸送を中心とした貨物列車の高速化を計画します。最高速度100km/hで走行できる性能を持ち、それに対応したコキ・レサ10000系貨車が開発されます。機関車はF型で開発が進められ試作機EF90が落成し、定格出力3900kwと狭軌では世界最大の出力を誇りました(当時)。レサ10000系の特急貨物列車「とびうお」「ぎんりん」で運用が始まり、1968年から量産機が製造されEF66となりました。EF65F型重連の牽引力とEF58の運転速度を両立したことでEF66が1機での運用が可能となりました。

1985年には、ブルートレイン牽引機という花形運用に抜擢されます。
「はやぶさ」にロビーカーが連結されることとなり、EF65では牽引力が不足することによる措置と言われておりますね。日々貨物機として活躍してときの大抜擢、動物的な外見で特徴のある形状がブルトレ牽引にもよく似合いましたね。私のようなPF世代からすると「貨物機だろ?」となってしまうのですが(笑)、「富士」のヘッドマークが妙にカッコよく見えたものでした。

EF66 100番台

民営化後の1989年、好景気により貨物輸送需要が増しており、貨物列車増発対応用として増備された区分です。基本0番台の最終増備型を踏襲しながら一部仕様変更を施した機体です。アスベスト規制など時代に合わせた変更と、貨物専用機として不要な機器・装置類を省いた設計となっています。

この100番台は、民営化後に生産終了にているにも関わらず姿を変えながらも新製された少し特殊な経歴を持ちます。登場してから30年を越え中堅の域でしょうね。しかし既に休車扱いになっている機体もあるとか?まだちょっと早い気もしますが、まだまだ東海道・山陽本線という大動脈を駆けています。

模型でも旅客に貨物に大活躍 EF66

中期更新色は好きな塗装でした 白帯がいいアクセント

ブルトレや貨物をやろうと思えば1機はいるのではないでしょうか。
当区でもブルトレ運用が可能な機体が数機所属しています。もちろん貨物列車も好きですので、27号機や100番台、中期貨物更新色など居りまして気分に合わせて運用しています。

貨物機はTOMIXの方がラインナップが充実しているようです。人気者「ニーナ」が製品化されているのは大きいですね。特急色の機体から改造できそうですが、銘板の位置が違うことが悩みの種となるかと思います。また、屋根上のグレー塗装、冷房装置なども大きな加工箇所となりそうです。

TOMIX機は重量があり牽引力が高いのでコキ24両くらいは平気でしょう。意外とトラクションタイヤ(ゴムタイヤ)の劣化を見落とすので定期的に換えてやると牽引力が保てます。カプラーは片エンドはKATOナックルを装着した方が使いやすいですね!もう片エンドはショートタイプのTNカプラーを小加工のうえ装着しています。ダミーカプラーが欲しいですね。

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ニーナとヤマトコンテナとの相性抜群

2020年稼働しているのは「ニーナ」こと27号機のみであります。
30号機は広島車両所で再塗装され、まさかの復帰を匂わせましたが社員の技能向上のための再塗装であったようで、現在は一般公開されているとのことです。

27号機は次の検査切れで引退でしょうかね・・・なんとなくそんな気がします。
だから今、元気なうちにどんどん稼働させているように感じてしまいます。引退後はJR貨物だけにどのような処遇となるでしょうか・・・第三者が引き取って保存してくれるといいですね。

終焉が近付いているEF66 0番台。そのスタイルの良さと大車輪の活躍で一時代を築きました。
ブルトレ全盛時は下関に所属し毎日東京へ往復し、貨物機は吹田から東京・下関と、どちらもロングラン運用で重たい貨物列車を牽きながら東海道・山陽本線を横断していました。改めて思うと凄まじい使われ方で少し労わってやりたくもなりますが・・・(笑)、高出力のEF66からすれば本望でしょうか。

特急色のニーナに注目していた方が良さそうですね。

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

コメント

  1. ビスタ2世 より:

    そうですよね。終焉が近づいているでしょうねぇ~。
    もうちょっと意識して見かけたら撮影するようにしないと、あっという間にいなくなってしまいそうですよね。

    • クモハ489-901 より:

      こんばんは。
      F-1ですか。かつて一躍有名になった、アイルトン・セナのマシンに、
      「週刊少年ジャンプ」のロゴが付きましたね。残念ながらセナは帰らぬ人となりましたが…。ジャンプの懸賞で当選したセナのビデオがあるんです…。さてお題のEF66、最新鋭だったEF200よりも長生きしてますね。(笑)あのボディとフェイスでブルートレイン牽引いたのも、ついこの間に感じます。京都鉄道博物館に展示してありますが、カットモデルもありますので、また見に行きたくなりました…。(笑)

      • クモハ489-901さま

        こんにちは
        コメントありがとうございます

        そのジャンプの懸賞品は初耳です!観てみたいですね~
        EF66は貨物機の印象が強くてPF派な私ですが、あの姿を実際に見てしまうとダメですよ。
        あまりのカッコよさに身体に電気が走りましたわ(笑)
        鉄博に行きたいですね~

    • ビスタ2世さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      27号機は当然ながら100番台もボチボチ記録しておいた方がいいように思います。
      こちらではなかなか見られないのですが、常磐線に来るようになったようで。
      近いうちに見ておきたいです。

  2. […] 「サメ」ことEF66の100番台です。角目の後期型ですね。実車はついに丸目の前期型に廃車が出ているようです。驚きましたね・・・貨物機は長距離を走行し酷使されていますので、見た目以上に傷みがあるのではないかと思います。今年もEF210の300番台(黄桃)が新造される予定で、新鶴見に集中投入されるのかは分かりませんがうかうかしていられないでしょうね。PFの次に対象になる機体ですから。このTOMIX機ですが、久し振りの走行なせいかギクシャクが出ておりました。レールは磨いておりましたので車両の問題かと思います。気掛かりなのはM-9モーターですね・・・ヘッドライト基板の更新やTNカプラーの小加工など、27号機と同様の施工を行っています。過去の「EF66 100」記事もご覧ください! 閑話小話 48 ついに・・・ EF66 100番台 運用離脱~廃車 閑話小話 174 狭軌最大出力を誇った EF66 […]