閑話小話 284 交直流両用型の始祖 401系シリーズ

皆さま おはようございます

先日の暖かさはどこへやら・・・また寒くなりました(平年並みに戻った)。
家の中にいると気付きにくいのですが、暑いと通勤通学時の車内は嫌ですよね・・・

さて今回ですが、401系シリーズと書きましたが・・・415系についてです。
常磐線沿線に居りましたので、学生時代大変お世話になった車両です。既に勝田車は廃車になっていますが、一部JR九州に譲渡されたりと動きがあった型式なんですね。

近郊型の顔・・・交直両用の401系が先

415系 赤電 白電

国鉄時代に製造された3扉の近郊型は、401系の方が直流車111/113系よりもデビューが早いのです。111系をベースに401系ができた印象を持っていたのですが逆なんですよね。
50/60Hz対応の交直流両用の近郊型として勝田と南福岡に配置されました。遡ると常磐線50Hz用に401と後に系出力増強型の403系が投入され、九州地区60Hz用には421/423系が投入されます。常磐線では、415系1500番台で401系を、E501/E531系で403系を置き換えましたが、ついに2007年に、上野口の取手以北へ向かう中距離列車をE531系で統一を図っています。
この際、大量に余剰車が出たわけですが3編成12両がJR九州は南福岡に譲渡されています。見た目ほとんど一緒でも、帯色が若干九州車の方が明るいため貼り換えられていますね。九州も817系の増備が進み415系を置き換えていますが、まだ100両以上が在籍しており主力として活躍中です。

九州車がKATOから

奥がKATO車 手前がTOMIX車

常磐線仕様が最新スペックで製品化されていますから、九州仕様を待っていた方は多いのではないでしょうか。ずいぶんとスッキリした屋根上に見慣れませんが、鮮やかな青帯がきれいで常磐線とは違った雰囲気がいいですよね!こうなったら是非に赤電や1500番台も製品化して欲しいものです。やはり併結させたいですからね。

当区では常磐線仕様のみTOMIX・KATOと入線させていますが、どちらにも出来の良さがあって並べてはニンマリとしてしまいます。全体的な雰囲気はTOMIXが合っているように感じていますが、屋根上の表現力は圧倒的にKATOです(いつも言ってますが)。模型は、上から俯瞰的に見ることが多いこと、室内灯映えを意識した造りかと思います。TOMIXはシンプルに仕上げているようですね。TOMIXは赤電、白電、1500番台いずれも常磐線・九州仕様を出していますから、クハの低運転台車や異端児クハ415-1901を、KATOにはTOMIXに追随すべくラインナップを増やして欲しいですね!

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1500番台のリニューアルを望みたい!

決して全国区ではないマイナー車ではありますが、交直流車開発に大きな影響を与えた形式です。国鉄近郊型の始まりと言える401系シリーズ…111/113/115系よりも歴史は古いのです。意外ですよね。私が通学で常磐線を使っていた頃、401系に乗車したこともありますが古さを感じさせましたよね・・・匂いや雰囲気が違いましたよ。屋根上にはグロベンと分散型クーラーが載ってましたし。

常磐線415系の昭和~平成初期の全盛時を模型で再現できるだなんて良い時代です。恐らく赤電は出してくると思いますが、是非低運クハや1500番台もラインナップして欲しいですね!期待しています。

415系 過去記事はこちら
 閑話小話 108 交流化のなぞ 415系 常磐線
 Nゲージ 1750 わが青春の415系 2

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

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