閑話小話 366 いよいよ登場 KATO キハ283系

皆さま おはようございます

週末いかがお過ごしでしょうか?
私は先週まともに風邪を引いてしまい、何日かお休みをいただいてしまいました。熱もあったので仕事に行くこともできず・・・診察の結果、幸いにもコロナではないだろう出社してよし(PCR検査せず)とお墨付きをいただけました。今回の風邪には焦りました・・・取り敢えず結果オーライです。

さて今回ですが、JR北海道が誇るスピードスターキハ283系を出してみました。
振り子を効かせてカーブを高速走行するのは過去のことですが・・・

北海道特急型の極み キハ283系

傾斜角度は6°

キハ281系の発展形として開発された最高速度130km/hを誇る振り子式の気動車であります。1995年に1次形が落成し、1996年から2次形・量産形と製造され、「スーパーおおぞら」として営業運転に就きました。従来のキハ183系「おおぞら」が札幌ー釧路間を約4.5時間掛けて走破していたのに対し、キハ283系はなんと約3.5時間と大幅に所要時間を短縮させました。その結果を受けて、1998年には「スーパー北斗」や「スーパーとかち」の一部列車にも投入されています。

北海道の特急型車両らしい先頭車の造形は、野生動物との衝突時に運転士を保護するためのもので、貫通扉付き高運転台構造が採用されています。また、根室本線は霧が多く発生するためヘッドライトは9灯も搭載されています。その他、徹底した低重心化が図られており、空調機は床下に配するなど乗り心地が大きく改善されています。

気になる台車ですが、制御付き自然振り子式機構を装備するもので、根室本線の急曲線と路盤に対応するために様々な機能が盛り込まれています(詳細は省きます)。振り子傾斜角はキハ281系の5°から6°に拡大させ、これらの機能と合わせ本則+40km/h(R600以上)で走行が可能となりました。振り子を制御するシステムも車輪径の差を自動補正するほどで、振り子開始地点のズレを解消する機能を持っています。一時期、キハ283系の振り子とキハ261系の車体制御装置を組み合わせたシステムの開発が進められことがあり、振り子の6°に車体傾斜装置で更に2°追加し計8°傾斜させる台車で、制限90km/hの曲線を140km/hで走行できるとされていました。この台車を装備した実走実験が2006年に行われています。

夢のある話でしたが、あいにく2011年に発生した脱線火災事故の影響で、2013年から最高速度が110km/hに引き下げられ定期運用は「スーパーおおぞら」のみとなってしまいました。2015年に試験走行用の900番台車が廃車され、2020年から経年廃車が始まりました。2022年以降にはキハ261系に置き換わる予定となっています。振り子を前面に押し出し、北海道らしいスピード感のあるフォルムが好きだったんですけどね。

先頭車の封じ込めが編成の特徴

模型はKATOから

いよいよ今月にリニューアル車が発売の予定ですね!

従来車との違いは、氷塊滑走防止のプロテクターが屋根上に付いたことでしょうか。ほぼ何もないツルっとした屋根上だけに必要な装備でしょう・・・これが再現されています。なお、電話アンテナが撤去されているそうです。「スーパー」ではなくなりましたので、トレインマークやシールが「おおぞら」となりフルカラーLED化された行先表示に対応しています。KATO独自の振り子機構がどのようになっているか個人的に興味がありますね。従来とほぼ変わらないと思うのですが、先頭車の脱線防止に何処か改修されているとしたら・・・よく見てみたいと思います。従来品との混成を想定し中間カプラーはフック付きが搭載されているとのことです。

ヘッドライトユニットの灯り漏れを闇改修し綺麗に点灯するようになりました。何灯点灯させるのか興味がありますね。従来はオデコ3灯左右3灯ずつの計9灯点灯していましたが、実車ではあまり見たことがなくて・・・

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FURICOのロゴが・・・どこか切ない

北海道の車両が好きになったきっかけがこのキハ283系ですので、当区も1編成入線の予定です。実車はちょっと寂しい感じになっていますが、模型でもこの存在感ですから高速走行させて本領発揮といきたいですね!ちょっと大げさなアクションの傾き方をする従来のKATO振り子ですが、これも模型らしさということで楽しもうかと思います。

室内灯を組んだ当区標準仕様の整備の他に、分解するついでに座席塗装を施す予定です。

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

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コメント

  1. クモハ489-901 より:

    こんにちは。
    昨日は朝からベッタリ降りでした。
    こちらも梅雨入りしました。
    お風邪を召されたそうで、
    お身体ご慈愛下さい。
    北海道内を結ぶ特急も、この先
    新幹線が札幌まで…。となると、
    様式も変わって来るでしょうね…。
    新幹線の通るルートが小樽経由なので、倶知安から室蘭、千歳を抜ける列車も必要となるのではないでしょうか。やはり、北海道の雄大な景色を見るには、トンネルだらけの新幹線よりも、在来線で見れる景色の方が、旅情があると思います。
    大沼や駒ヶ岳はすんげ~。ですよ。(笑)

    • クモハ489-901さま

      こんにちは
      いつもコメントありがとうございます

      コロナかと焦りましたが・・・違ったので安心しています。
      仰せの通り、北海道の景色は見たいですよね!
      トンネル内の真っ暗な車窓ばかりでは・・・興覚めしてしまいそうです。

  2. ビスタ より:

    いよいよ発売になりますねぇ~。
    意外とあっという間の発売で、やはり大手さんは仕事が早いなぁ~って感じが、最近特にします(笑)。KATOさんは、お値段も抑え気味ですごく助かりますしね!!ただその分、バリ展もあまりなく、同じものを繰り返しリニューアルしながら再生産してくるかんじで、、、バリ展への期待も少しあるのですが、そこはむつかしいかもしれませんね。

    • ビスタ2世さま

      こんにちは
      いつもコメントありがとうございます

      安定のKATO品質が安心ですね~
      バリ展はTOMIXでしょうが・・・
      特定列車を製品化するスタンスもツボにハマれば嬉しいですが、
      そうでないとスルーになってしまいます。