閑話小話 369 インクブルーのタキ1000

皆さま おはようございます

週末はいかがなさいますか?
今日は暑くなりそうですが日曜日からは梅雨空になりそうです。積極的にお出掛けすることはできませんが・・・少しは陽の光を浴びてストレス解消したいですね!

さて今回ですが、青いタキ1000を出してみます。
地元でよく見掛けることができる貨車ですが、実車はどの車両も埃っぽく煤けているので模型の色鮮やかさは別の車両のようで新鮮に感じますね!

シンプルで美しいタンク車

タキ1000

1990年代から製造されているガソリン専用の貨車(タンク車)であります。実は日本石油輸送、日本オイルターミナルが所有する私有貨車で、JR貨物に編入されているんですね。1980年代に貨物列車の輸送体系が拠点間輸送に変わり、行先や荷の種別ごとに編成が組まれるようになりました。コンテナ列車は早々にコキ100系で組まれた最高95km/hの高速列車が主となりましたが、タンク車は75km/hにとどまっており懸案となっておりました。高速化による所要時間短縮と輸送効率・ダイヤ作成効率の両立のために開発されています。

今回ご紹介していますタキ1000は、日本オイルターミナル社所有の車両で伝統の青15号(インクブルー)で塗装されています。初期車にはスカイブルーの横帯が入っていたこともありましたが、タキ43000と同様にインクブルー単色に戻されています。また、同社の40周年記念で「矢羽」柄?のステッカーをタンク体に貼った車両がありましたが、こちらも検査時に単色へ戻されています。この矢羽柄で組成されたタンカー列車が鮮烈でEH500やED75重連が先頭に立つ姿にウットリしたものです。矢羽はなくなったものの現在も「スーパーオイルエクスプレス」と命名され運用中です。

EH500の赤い車体が映えます

まさかのTOMIX参入

タキ1000はKATOの牙城だと思っていましたが・・・TOMIXが参入しました。混沌とするかと思いましたが値段はTOMIXの方が高いので、思っていたほどTOMIX車が浸透していないように感じています。既にKATO車が行き渡っていたからでしょうか。後発のTOMIX車はディテールが細かく再現されていますし、ENEOSカラーはタンク体側面のハシゴが塗り分けられていますね。この価格差はディテールの差だと思いますが・・・どうでしょうか?!

当区は既にKATO車で揃えてしまったので、TOMIXは好きですが金額的に入れ換える予定はありませんでした。貨車は数を揃えないといけないので・・・私には思い切る勇気が・・・。

カプラーを車間短縮に換えたくらいの簡単整備ですね。車番がどれも同じになってしまうのはKATO車の宿命です・・・TOMIX車はインレタで変更することができます。

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国鉄型電機との相性もいいですね!

老朽化したタキ各車を置き換え、タキ43000も順次置き換えていますが、ガソリン輸送自体が斜陽化していることもあり新造は少数となっています。車はハイブリッド化し、住宅も自然エネルギーや電化が進んでいます・・・これも時代の流れですね。

20両近くが連なったタンカー列車は、コンテナ列車と同様に迫力があり模型でも十分に堪能できます。美しく整った編成もいいですね!牽引機は最新のJR型でもJR貨物色の国鉄型でも楽しめます。

まずは短編成から?!是非お手元に・・・
見て走らせて楽しめること間違いなしです!

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

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コメント

  1. 匿名 より:

    おはようございます。
    黒いタンク車も重量感があって逞しいですが、爽やかなブルーも好印象ですね。日本のライフラインを支える石油輸送、自家用が自動運転になっても車以外の需要はありますね。
    外国のようなパイプラインは敷けませんから、石油輸送は重要な輸送と思います。
    生でその輸送を見たいですね。
    タンク車もですが、機関車も。(笑)

    • クモハ489-901さま

      こんにちは
      いつもコメントありがとうございます

      今時期は需要が少ないですが、冬場はまだまだ需要はあります。
      走るパイプラインとはよく言ったもので長編成は大迫力ですよ。
      関東にお越しの際は是非武蔵野線をご覧ください!