閑話小話 51 485系について語ってみよう

皆さま おはようございます

昨晩は帰りに雷雨と雹に驚きましたが、止んだ合間に帰ることができました。運が良かったですね~・・・日頃の行いでしょうか?!(笑)
しかしながら今日は出社であります・・・。
どうも気分が乗りませんが行かねばなりません。やることやってサッサと帰ります!

さて今回は、485系です。
当ブログによく登場している形式ですが、列車としての紹介ばかりで車両そのものをちゃんと考察したことはなかったかな、と。国鉄の名車を改めてみてみます。

481/483/485系 各型式について

クハ481とクロ481 独特なボンネット形状

1950年代のことですが、地方は交流で電化を進めたので直流と交流の接続点(デッドセクション)が各地に生じました。都市部から地方へ長距離を走行する特急電車において、直流・交流の異なる電源区間を走行できるようにしたのが、481/483/485系のグループであります。交流には50Hz・60Hzとありますので、どの電源に対応するかによって形式が分けられていました。碓氷峠走行用(協調運転用)の489系は派生グループですね。

特急運用のみならず、改造用の種車として活用?されました。各地のジョイフルトレインやサシ24改造車のオシ24として活躍したのはご存知の通りですね。しかしながら、老朽化などにより2017年に定期運用は終了となりました。

481系

直流と交流60Hz電源に対応した型式であります。
向日町運転所に配備され主に北陸本線の特急「雷鳥」「しらさぎ」などとして活躍しました。遅れて九州特急としても配備されました。

クハ481 1-18

ボンネット型のクハです。
気になるボンネットの中身ですが発電機と空気圧縮機が搭載されています。新製時の塗装ですが、スカートを赤くすることで交流60Hz区間限定と示していましたが、増備車からヒゲが描き加えられ、後から先行車にも追加された経緯があります。このヒゲは検査時に消されたり描かれたり・・・あったそうです。

483系

直流と交流50Hz電源に対応した型式であります。
東北本線の電化に伴いキハ80系で運行されていた「やまびこ」「ひばり」を電車化するために投入し仙台運転所に集中配備されました。

クハ481 19 – 28

交流50Hz区間限定と識別できるようスカートはクリーム色に塗装されています。
と言いながらもヒゲの有無で分かるようにしていたようですね。東北新幹線の開業により運用が減った仙台車が福岡へ転属するのですが、その後の検査でヒゲを消されたようです。しかし再転出で仙台・勝田に来るとヒゲが追加されています。向日町や上沼垂へ転出する車両もあったりと483系は全国区の車両であったことが分かります。

クハ481 200番台と300番台

485系

そして、直流と交流50・60Hz電源に対応した型式が登場します。485系でありますね。
3電源対応が必要な列車は北陸本線を走破する「白鳥」のみでしたが、当型式投入の本来の目的は運用の自由度、全国規模の転属であります。どの地域でも走れますからね。製造は長期に及び、「国鉄型の特急電車=485系」とファンでなくても思うくらいの知名度となりました。私自身も幼少のころから・・・今現在でも愛する車両です(笑)

クハ481 29 – 40

483系の交流50Hz対応車と同じくヒゲ付きでクリーム色のスカートを装備しました。
向日町・鹿児島・仙台・勝田・上沼垂と全国を渡り歩きました。列車名には鳥の名称が使われることが多いのですが分かる気がしますよね。

民営化後は、地域によって独自塗装となったりジョイフルトレインの種車とされ、第二の人生(車生?)を歩みました。

クロ481 1 – 5

奥羽本線・磐越西線電化に伴い投入されたグリーン席を配した先頭車であります。
奥羽本線には板谷峠がありますので自走するにはMT比が2:1以上であること、磐越西線はホームの有効長が短かいこと、といった条件があったため食堂車・グリーン車含む9両編成で組成する必要がありました。全車仙台運転所に配置されています。

クハ481は設計変更され100番台となっています。
ヘンドライトがシールドビーム化、発電機は容量アップ・小型化で床下へ、空気取り入れ口カバー装着、タイフォン位置変更など施されています。クロ481も同様です。

メーカーの違いが分かりますか?

模型は各メーカーから

国鉄の名車ですから各メーカーから様々に展開されています。
専用列車もあれば、ヘッドマーク交換に様々なギミックを搭載し好きな列車を楽しめるようにメーカーが工夫を凝らしています。皆さまはよくご存知の機能でありますが、特徴を確認いただいたうえでお好みでお求めになってはと思います。

当区においては上野口の長編成を再現したく0/200/300/1000番台と入線させていますが、TOMIX・KATOそれぞれに良いところがありますね。

KATOは、比較的安価・軽量・台車の転がり良い・ヘッドマークを換えやすいetc
TOMIXは、ヘッドマークが実感的・2M化しやすいetc
でしょうか。

12-13両の長編成とする場合は、KATOの方が軽量で転がりが良く、安価で揃えられるのでオススメかもしれません。TOMIXの2M化は協調運転の相性次第かもしれません。相性が良ければどっしりとした安定感のある走りが楽しめると思います。

あくまで私見です。

往年の東北特急を お求めはコチラ
この造形には惚れ惚れしますね

鉄道模型の基本とも言うべき485系・・・
ご存知ない方でも1編成は持ってもくべき車両かと思います(笑)
(私のブログを見ていただいている方で485系を知らない方は居ないと思いますが・・・)

何本持っていても嬉しい485系です。予算が許すなら全製品揃えたい!
是非、国鉄の名車についてお子さんに語ってみませんか?!食堂車の組まれた長編成の特急を走らせれば、在宅に飽き飽きしていた目が輝くかもしれません(笑)

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

コメント

  1. ビスタ2世 より:

    485系はたまりませんねぇ~♪いつ見ても最高です!!
    できるだけ繰り返さないようにとは思いますが・・・ブログにもついつい何度も登場させてしまいますよね!!

    そして見事なコレクションですよね!!お土地柄、東北方面の列車が多いようですが、そろそろ揃ってきているので西側の車両なんかも、、、東は3000番台のようなリニューアルが素敵でしたが西のパノラマをはじめとした塗色の違う車両もそろえると楽しいですよ♪(笑)

    • ビスタ2世さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      いつ何時見ても最高なんですよ~(笑)
      模型を始めた頃から上野口の特急はコレクションしたいと思っていました。
      西日本や九州の381/485系にも興味はありますが、なかなか手が出せないですね~
      ビスタさんの記事にはドキドキさせられっぱなしです!

  2. クモハ489-901 より:

    こんばんは。
    485系大好物です。(笑)
    こうして解説を読んでいますと、生い立ちから
    進化を続けてきた事が分かります。
    当時は今ほど技術力は無い頃でしたから、
    交流でも直流でも走れる事自体が革命的だったのではないでしょうか。
    模型もスパイラルに陥りそうなくらい
    コレクションしました。
    製品化してないものは、運転所や工場に足を運んで調査して自作しました。
    調査している時が一番楽しかったなぁ…。
    模型の「変換式ヘッドマーク」も暗くて分かりにくいので、TOMIXのバラシールを張り付けて、
    セロテープでくっつけて…。(笑)
    ペンギンモデルは最高のアイテムでした。
    変換してニヤケてました。(笑)

    • クモハ489-901さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      いつ何時見ても楽しい485系・・・大好物です(笑)
      3電源対応されたのは北陸本線のためだけでないことに驚いたものです。
      全国規模の転属を想定していたんですね・・・
      私もデカールをはさみでチョキチョキしましたよ~
      ホームベース型に切り出すのは難しかった・・・

  3. 南武蔵野線 より:

    うちにも100両以上の485系列が居ますが、まさに何両でも欲しいですね(笑)。
    メーカー別の割合でも、TOMIX製が9割をしめてて、完全なTOMIX派です。
    豊四季車両基地さんところもかなりの数の485系が在籍していると思いますが、やっぱりTOMIX製の方が多めな感じが。やっぱりJR化後のラインナップを揃えると、バリエーション豊富なTOMIX製が多くなりますよね。
    そんな中でも、記事を拝見していると、やはり国鉄時代かつ新幹線開業前の上野駅を模型でやりたいですね。

    • 南武蔵野線さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      何両いても嬉しい485系シリーズ・・・スパイラルです!
      東北にいたクモハを製品化して欲しいですね~
      TOMIX派な私ですが、長編成となるとKATOを選ぶこともありますね。
      東北特急は12-13連ですからTOMIXのHGともなると鼻血ものです(笑)