閑話小話 71　485系 最後の原型国鉄色 A1･A2編成

皆さま　おはようございます

只見線で活躍したキハ40が小湊鉄道に譲渡され甲種回送がありましたね。
この非常事態宣言発令時に何してんだか、特に某駅は大騒ぎだったようで警察まで出動したとか。そのうち撮影は禁止になるかもしれませんね。地域や場所を限定するか、若しくは有料・登録制のイベントにしたら如何でしょうか。今以上の対策が必要な気がします。高尚な趣味だと思うのですが･･･最近のは見て聞いて不快でしかない。

さて今回は、仙台の485系A1・A2編成を出してみます。
日本最後の原形国鉄色485系として主に団臨で活躍した車両ですが、私はTOMIXのこの製品を種車として函館入りしていた頃の「はつかり」を再現しています。

名特急「はつかり」

1950年代にまで遡ります。
ブルドッグ顔のキハ80系が常磐線経由で運用されていた時代です、のちに東北本線経由に変わりますが関東地方から東北、北海道へ連絡する列車として活躍しました。東北新幹線が開業してからは、区間が短縮されたものの新幹線アクセス特急として重要な役割を担います。「白鳥」「つがる」が八戸・新青森まで延伸した新幹線とアクセスするようになり「はつかり」は長い生涯を終えます。まさに名特急でありました。

青函トンネルとくぐり抜け函館入りしていた頃の485系「はつかり」を再現したく、このTOMIX 485系 A1・A2編成セットを入手しました。

仙台A1・A2編成

最後の485系原型国鉄色が団臨用として仙台センターに所属していました。
元は青森の所属でしたが会津のキャンペーン絡みで仙台に転出したんですね。その際に真っ赤に塗装変更され(あかべぇカラー)磐越西線等で活躍していました。2011年に特急色に塗り直され注目を浴びることに。2016年にはラストランと称して往年の東北特急「ひばり」「あいづ」「つばさ」として運行し有終の美を飾りました。

A1・A2と2つの編成が組み合わさった言い方(表記の仕方)をしますが、これは仙台センターがモハユニットに対して編成番号を割り振っていたためだそうです。ちなみに青森所属時代はA3編成でした。

「はつかり」を再現する

青森に所属していた際のA3編成を再現したく、諸氏のブログ・HPを読み漁りました。改造にはA1・A2編成が適していると知り、投げ売り品を入手しています。しかし、床下がグレーですから黒い床下パーツや台車を入手するのが大変でした。ちなみに、厳密には青函トンネル用の保安装置を搭載した関係から、コンプレッサーを床下に移設しているのでノーマル1000番台とは機器の配置が異なります。ここはスルーしています。

6両分の黒い台車・床下・カプラー・トイレタンク・スカートを取り寄せ移植する大技をかましました。元のグレーパーツは残していますが、クロハ化のためにグリーンマークのインレタを貼ってしまったので完全に復元することはできなくなっています。

室内灯は純正品を装着していますが、半室のグリーン席を差別化するためにオレンジのマスキングテープで電球色の灯りを表現しています。

団臨で活躍した各車　お求めはコチラ

「はつかり」を再現したく入手したA1・A2編成でしたが、ケースを開けて目に飛び込んだのはライトグレーの台車で「これはこれでアリか？」と黒台車への交換を悩みました。交換の手間とコストが掛けた甲斐あって「やはり原型485は黒台車だよな」と思っています。

その時代を駆けた様々な名特急・名列車を485系が担ってきました。
JR型も悪くはないですが、もうこんな名車は生まれないでしょうね～･･･。

今回はこの辺で･･･
次回もお楽しみに～