閑話小話 111 直流区間の標準機 EF210

皆さま おはようございます

今日は久々に仕事する感じがします(普段からしてますが・笑)。
コロナ禍の関係で4月にできなかった入社式を今日実施ですよ。中止にしなかった企業さんは偉いですね。代表から訓示を受ければ新入社員達のモチベーションも上がることでしょう。私らも「黒子」として佳い式となるよう務めたいと思います!

さて今回ですが、「桃太郎」ことEF210を出してみます。
JR貨物が誇る直流電気機関車の標準型で、全国各地で活躍していますね。

直流電気機関車の標準 EF210

奥:100番台 前:0番台

1990年代の直流電気機関車の標準はEF65であったが、継承した機体には30年選手もあり更新工事を施し延命してきました。また、輸送力増強策として、定格出力6000kwを誇るEF200を開発しましたが計画通りに進まず、方向転換を強いられることになります。EF65/66の後継機として、東海道・山陽本線筋の1300t列車の牽引機として開発されたのがEF210なのであります。

このEF210は東海道・山陽本線で重点的に運用されるのですが、東北本線・高崎線・中央線・京葉線・鹿島線、はたまた四国は高松まで運用されており、それはそれは範囲が広いんですね。岡山・吹田・新鶴見の機関区に所属し縦横無尽に駆け回っています。瀬野八用の300番台は、新製当初は広島所属で補機として運用(「押し太郎」)されていましたが、現在は全機吹田に転属・所属し本務機としても活躍するにまで至っています。

JR貨物の機関車としては初めて愛称が付けられています。公募の結果、岡山に所属する省エネ大出力機であることから、ご存知の通り「ECO-POWER 桃太郎」となりました。EH500の車体側面に描かれた「金太郎」のイラストのようなものはEF210には描かれずにいましたが、2020年以降に新製・再塗装される機体に「桃太郎&家来」のイラストが描かれるようになりました。なんか寂しかったので良かったです。残るはEH800「浦島太郎」だけですね(笑)

模型はTOMIX・KATOより

タキ1000とのペアがよく合います

JR貨物が誇る標準機です。
JR型の貨車ならコキ・タキなんにでも似合いますよね!
TOMIXからは、0,100,300番台のそれぞれが製品化されていますのでお好きな仕様のをお求めになられてはと思います。とにかく万能機ですから・・・一家に1機です(笑)
KATOからは100番台のシングルアームパンタ仕様のみ出ています。

当区においては、TOMIXの0,100,300番台が所属していますが、300番台が本務機として運用されるようになったので、分け隔てなくその日の気分で?(笑)使用しています。カプラーはTNとKATOナックルの両方を装備するのがお約束です。

今後TOMIXから新塗装機が発売になります。
桃太郎イラストが入るのは300番台からですが、0,100番台のイラスト入りもいずれは製品化されることでしょう。出たら1機欲しいですね。

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桃太郎ロゴ 黄帯が300番台の証し

EF65/66の後継機だけに運用範囲が広く、直流電化であれば何処ででも見ることができると言っても過言ではありません。しかし、改めて思い返してみると、私は地元で見るのはEF65ばかりでEF210を最近あまり見てないんですよね。たまたまかもしれませんが記事を書いていて気付きました。発進時に発する大きめのインバータ音が好きで、聞き耳立てたこともありました。今でもあの音が聞けるのでしょうか?そのうちに見ることができると思うのですが、楽しみになってきました。

いつでもどこでも会えそうなEF210ですが・・・しばらく見てないと寂しくなりますね。

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

コメント

  1. クモハ489-901 より:

    こんにちは。
    「一家に一機」のEF210、我が家にも0番台が1機
    所属しております。
    クジラ君のEF200は残念な運命でしたが、
    今だにサメ君やEF65、ニーナ君と共に頑張ってますね。
    起動時のインバータ音も、「音鉄」の方々には、
    無くてはならない音源だと思います。
    生憎こちらでは見れない機関車ですが、
    機会があったら見てみたいです。

    • クモハ489-901さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      重たいコキタキを牽き出す時のインバータ音が好きでして(笑)
      国鉄型のゆったりとした動きもいいんですが、JR型にも良さがありますね。
      早く300番台が見てみたいです。

  2. 南武蔵野線 より:

    量産し過ぎて幅を効かせてくると、毛嫌いする人も居ますが、私もこの桃太郎好きな釜ですよ。
    自宅近くの武蔵野線でももっとも多く見かける機関車ですが、あまり見られないということは、田島信号場で東北・高崎線方面へ逸れてしまう(あるいは入ってくる)運用が多いんですかね。
    模型ではKATO製100番台の古いロットのものを持ってますが、もう少しで待望の押太郎がやってきます。これちょっと楽しみだっだりしてるんですよね。

    • 南武蔵野線さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      こちらでよく見かけるのはPFばかりですね。
      たまたまで時間帯にもよるのでしょうけど。
      300番台入線ですか~おめでとうございます!
      最近は運用に幅ができて模型でも扱いやすくなりました。

  3. […] そもそもEF210ですが、以前の記事(閑話小話 111 直流区間の標準機 EF210)に書きましたが、EF65/66の後継機として東海道・山陽本線系統の1300tコンテナ列車運用拡大に充当するための機関車でありました。また、JRで初めて機関車に愛称が付けられており、岡山に所属する省エネ大出力機であることから「ECO-POWER 桃太郎」と命名されています。有名な話ですね。残念ながらEH500のような可愛い?勇ましい?イラストがなかったのですが、2020年出場車より桃太郎とその家来のイラストが入るようになりました。気になるのは「JRF」のロゴが消されていることです。好きなロゴだったので寂しく感じていたのですが、2017年のプレスリリースにおいて、発足30周年を機にロゴマークの使用方針を見直してビジュアルの再構築を進めていると発表されています。コンテナブルー(青22号)のJRグループ共通ロゴの他に、サービスマークとして「JRF」ロゴを使っていますが、共通ロゴに統一しようという動きから撤去されています。が、JRFレッド(ワインレッド)は引き続き採用されていますね。ちなみに、社名は日本貨物鉄道株式会社ですが、鉄道の「鉄」の文字は「金+矢」となっており金を失うのを避けました。JR四国以外のJR各社はこの文字表記になっているようです。100番台は、2018年に出場した107号機から、100番台の前期型を中心に塗装の簡略化が行われています。105号機はJRFロゴの省略した従来塗装、106-113,116号機は白帯を巻いた新塗装となって出場しています。桃太郎&家来のイラストが発表されていますが施工がないようですね。300番台は、310号機以降にJRFロゴがなく、316号機以降には桃太郎&家来のイラストが入りファンを喜ばせています。 […]