閑話小話 121 常磐線の異端児 E501系

皆さま おはようございます

今週も一週間頑張っていきましょう~
通勤で武蔵野線を使っていますが205系遭遇率がガクっと減った気がします。ちょっと調べてみますと残り5編成だとか。散々文句垂れてきた205系ですが、居なくなると寂しくなるもので(汗)、あのガタガタした乗り心地が恋しくなります。快適性は圧倒的に209/E231系ですけどね、色々な音を楽しむには205系ですね(ファン目線ですが・笑)。

さて今回は、常磐線・水戸線を往くE501系です。
上野口の中距離列車(普通列車)として期待された当型式ですが、思惑が外れ数本の製造にとどまった少し悲しい車両です。モーター音が注目されたことで有名になりました。

E501系

209系顔でエメグリ帯

1995年に登場した常磐線用の交直流両用電車であります。
1997年までの2年間に10両基本編成4本、5両付属編成4本の計60両が勝田に配備されました。上野ー土浦間の中距離列車(普通列車)として運用され、15両編成でほぼ固定だったかと思います。直流区間の取手までは103/E231系といった4扉車が運用されていましたが、取手以北でも利用客が増え続けたことにより4扉の要望があがります。しかし、石岡市の地磁気観測所への影響を鑑み取手以北は交流区間となっており、103/E231系を延伸させるわけにはいきません。そこで、混雑緩和を主目的とし103系置き換えも視野に4扉の209系をベースに開発され、常磐線交流区間発の4扉車となりました。

全車ロングシートであることからラッシュ時は概ね好評であったようです。
が、1997年のダイヤ改正で土浦以北から上野へ直通する運用が激減したこと、ロングシート化により座席数が減ったこと、トイレがないことにより長距離運用には不向きと判断され、たった2年で製造が打ち切られてしまいました。ダイヤ改正の件は「フレッシュひたち」がデビューしたてで誘導するための「愚」策であったと思われます。シートとトイレについては分かってたことじゃないかと思いますけどね・・・

見た目は209系ですが、交直流両用車ですから機器を多く搭載する関係で台車間距離(ホイールベース?)の延長、剛性アップのために外板の厚みを増しています。また、E501系を有名にしたのはシーメンス社製のVVVFですね。発車・停車時に音階を奏でるような独特の音(磁励音というらしい)を発する、JRでは唯一の採用であったかと思います。残念ながら信頼性か保守性の問題で付属編成は2007年に、基本編成は2012年に東芝製に換装されてしまいました。パンタグラフは2015年にシングルアームに換装されています。

残念ながら415系の後継E531系が2005年にデビューし、E501系は2007年に上野口から撤退となります。以降、水戸線や土浦以北での運用となりますが、水戸線内では故障頻発と立ち往生によりE531系に置き換えられ、常磐線全線復旧開通後の今は土浦ー水戸ーいわき間で運用されています。

模型はTOMIXから決定版が

残念なのは床下機器が209系と共通パーツなこと

TOMIXとマイクロエースが製品化していますが、古くからラインナップに入っていたTOMIXのが決定版かと思います。デビュー当初の黒台車を履いた15両編成が再現できたのですが現在は廃版となっており、グレー台車でトイレ付きとなった現在の姿のがカタログモデルとなっています。当区には、上野口運用時代にグレー台車となった編成が15両で所属しています。以前はシングルアームパンタグラフ化された水戸線仕様の5両編成も居たのですが・・・転属しています。

交直流両用車だけに賑やかな屋根上です。TOMIX車には碍子部分だけでも色挿ししてやるといいですね。室内灯は自作品ではなくどこかのを搭載しています(昔のillumi?)。ヘッドライトが暗いので基板を換えていたかと思います。また幕も白く点灯させたいですしね。ダブルデッカーのグリーン車が組まれていないので、15両ともなるとただ長いだけ・・・ちょっと模型映えしない、見応えに欠けるような気がしています。

しかし常磐線を語るうえで外せない型式なんですよね。

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床下ライトグレーは郡山工場出場の証し

何度か乗車したことがありますが、疲れていてもモーター音が気になって寝られなかったことを思い出します(笑)
新しい常磐線として定着していくのかと思いましたが、当時直流車の主流であったE231系をベースにした交直流車にシフト変更となり、E501系では混雑緩和は一時凌ぎにしかならなかったようです。ちょっと高くついちゃいましたよね。シーメンス社は日本から撤退してしまいましたが、京急は長く使ってまだ1編成残っていたような・・・

視覚的にカッコいい面白い車両はたくさんありますが、聴覚的に楽しめる車両は然程ないのではないでしょうか。数を減らしてしまい少し残念です・・・

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

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コメント

  1. クモハ489-901 より:

    こんばんは。
    こちらは午後からジットリ雨でした。
    梅雨明けに期待したいですね…。
    209系の交直版のようなスタイルで、
    期待された電車だったのに、そんなウラ話があったのですね…。
    セクションが絡むと、電車にお金をかけるか、
    設備にお金をかけるかが悩ましいですね。
    後者は影響のあるものが近くにあるのなら、
    なおさら電車にお金をかけなければなりません。
    トイレ事情も、中央線にトイレの設備が付いたぐらいですから、総武京葉、京浜東北も設備が追加の可能性もアリですね。
    磁励の件調べました。
    メカ好きには堪らない内容でした。(笑)

    • クモハ489-901さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      コストを掛けた割には活躍できなかった型式です。
      しかしファンとしてはシーメンスのインバータ搭載という
      見て聴いて楽しい車両となって嬉しかったです。
      音階に限らず磁励音の良いクルマありますね(笑)

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