閑話小話 134 特急型気動車 最大派閥 キハ261系

皆さま おはようございます

昨日は布団を廃棄しようと市のクリーンセンターに行きました。初めてこういった施設に持ち込んだのですが、車ごと重さを測ったりゲートを通ったり面白かったですね~。クランク一杯の寝具一式を1000円で直ぐに(自身のタイミングで)廃棄できるんですいいですね。10年住んでて初めての体験でした(笑)

さて今回ですが、北海道の特急型車両キハ261系です。
はまなす色に塗られた5000番台が甲種回送され注目を浴びましたね。波動用としてだけでなく、札幌ー稚内間を結ぶ特急「宗谷」としても運用されるそうです。

キハ261系グループ

奥:1000番台 手前:0番台

1998年に基本0番台が特急「宗谷」用として投入されました。一旦増備は終わりましたが、2006年に大幅に仕様変更した1000番台が製造され、主力特急型車両として現在も投入が続いています。そして、この1000番台をベースに波動用として5000番台が登場し、先日甲種回送され北海道入りしています。

基本0番台

キハ201系をベースに、既存のキハ281/283系より製造コストを減らした車両です。提携関係にあったデンマーク国鉄と共同で車両デザインがなされました。将来的には電車と併結・協調運転を見込んで機器設計されており、最高速度130km/hと電車並みの加速度を誇ります。

空気ばねを用いた車体傾斜装置によりカーブでは2-3°傾けて走行させました。これは曲線感知はセンサー式で、先頭車に搭載したジャイロセンサーが検知し制御していました。が、2014年より線路や車体への負担軽減、機器トラブル防止のために使用を取りやめています。しかし、曲線通過性能はキハ183系や785系電車より良好とのことでありますが、折角の技術が封印されてしまうのはなんとも残念なことですね・・・

1000番台

2007年から特急「スーパーとかち」用に投入され、キハ183系を置き換えて「とかち」系統が「スーパー化」されました。2009年からしばらく増備されませんでしたが、2013年にはキハ285系の開発中止もあってJR北海道の主力特急型車両として増備が再開されました。現在は7次車まで製造され、残るキハ183系を淘汰しキハ281/283系の後継車として増備が続きます。札幌ー函館間を結ぶ「北斗」用に投入されていますが、2022年までに全車キハ261系化される見込みです。ちなみに、2014年から車体傾斜装置を停止させ、5次形から装置の搭載を省略しています。

5000番台

そして5000番台ですね。
先日、兵庫県から甲種回送されました。はまなす色もなかなか良い色合いじゃないですか・・・予想以上でした。扉にあの色が塗られると「どこでも〇ア」みたいでしたが(笑)
ノースレインボーなどを更新用として5両編成2本が投入される予定です。1000番台をベースにしますが、グリーン車は設定されず1号車はフリースペースとなるようですよ。2号車以降は普通座席ですが、荷物置き場の増設、コンセントの設置、Wi-Fiの提供のといったサービスが提供されます。通常時は特急「宗谷」の運用に入るようですから楽しみです。0番台の運用に余裕が出て良かったですね。

0番台の模型はマイクロエースから

傾斜を意味する「Tilt」の文字がいいですね~

0番台はマイクロエースから登場時と窓補強車が製品化されています。
当区には窓補強車の4+2=6両編成が入線していますが、さすがの出来映えでマイクロらしい座席の塗り分けで室内灯映えしますし、塗装や細かい表記類の丁寧な印刷が見て取れます。残念なのはライト類で導光プリズムに着色されているので電球色が強いんですね。LEDを交換し改善を試みましたが上手くいきませんでした・・・。全車TNカプラーに交換済み、車端装置が省略されているのでサードパーティー製を入手したいです。

1000番台については、完全にTOMIXの牙城になってしまいましたね。
マイクロの「スーパーとかち」は素晴らしい出来でしたが、市場では値崩れしているようです(狙うなら今がチャンスです)。新塗装は好みではないので入線させていませんが、「スーパー北斗」仕様の旧塗装(HETロゴ)を入手したいと思っています。

恐らく5000番台は企画してくるんじゃないかと予想します。ちょっと欲しいかも。個人的には是非0番台をやって欲しい・・・なんとかお願いします!

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かなり昔のですが動画でもどうぞ・・・

基本0番台はまだまだかと思いきや登場からもう20年を超えています。14両しかなく片道5時間強の長距離運用ですから余裕はないハズです。5000番台のヘルプにより運用に余裕が生まれますから保守に手を掛けてやって欲しいですね。あの電車並みにパワフルな加速を保って欲しいものです。

日本全国的なことですが、コロナ禍の影響でインバウンドが壊滅的ですから、JR北海道の特急型車両の投入はズレこむんじゃないかと思っていますがどうでしょうか。間引き運転で運用に余裕が出れば投資を先送りにする選択肢もあるのかな、と。地域の足となる通勤型(近郊型)H100形は予定通りかと思いますけどね。

基本0番台と新製5000番台の動向が気になりました。
とにかく今は見守りましょう。

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

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