閑話小話 55 209系が果たした役割

皆さま おはようございます

ゴールデンウィークに突入しましたね!
こんな事態は初めてですから連休と言われてもピンとこないです。堂々と休める方はGWのありがたみを感じつつ「Stay Home」ですね!家でゴロゴロのんびりと・・・既にのんびりし過ぎてしまって・・・(笑)、身体動かしましょう!
私は、今日はシフトの関係上在宅勤務であります~(特にやることはない)
ネットサーフィンでもしていようと思います。

さて今回は、209系を取り上げてみようと思います。
現在は主に房総のローカル線区で活躍していますが、この車両が開発されるにあたってのコンセプトが最新鋭の車両達にも大きな影響を及ぼしています。

901系(209系)コンセプト

このブラックフェイスに心躍りました~
概要

103系を置き換えるために開発されたのが901系(後の209系)であります。
中央線には201系、山手線には205系が既に投入されていましたが、残る103系の多くは京浜東北線に居り、車両置き換えに掛かるコストを減らすために「寿命半分、価格半分、重量半分」のコンセプトを掲げました。有名な話ですね。

「寿命半分」とは数十年間の使用を前提とせず減価償却期間を最低使用期間とし通常の半分に見直したものです。重要な機器類をメンテナンスフリーとしコスト削減を追求しています。また、機器類や設備類が老朽化・陳腐化したとしても更新若しくは廃車することで新しい技術を取り込んでいく狙いもあります。

そして「価格半分」ですが、メンテナンス等のコスト削減と車両自体の価格も削減に努めています。209系を製造した東急と川重にはそれぞれ得意とする工法で製造させることで製造コスト削減を図っています。軽量ステンレス車体が完成しました。

最期に「重量半分」です。軽量ステンレス車体によるものと、省エネ技術を搭載した動力機器の採用、MT比の見直しによって動力費の削減、大幅な軽量化によってもたらされる保線コストの削減が期待できました。

新技術

制御系にはVVVFインバータ方式が導入されました。現在の主流ですね。
この制御方法の詳細は割愛しますが、交流モーターをインバータを用いて制御しMT比見直しによる重量・コスト増を抑えています。あと見逃せないのは、モニタリングです。加速やブレーキ指示の伝送機能をデジタル伝送させており、現在のTIMSやINTEROSのつながる技術となっています。

先行車であった901系の登場時は、新技術の検証のために3編成が投入されました。
異なるVVVFインバータの制御方式や新しいマスコン、車内においても荷物棚や吊り革の有無、広告用の液晶画面設置などが盛り込まれています。広告なんかは後のE231系へ継承されていますね。

そして1992年に運用が開始され、1993年には量産車投入し103系を1998年に置き換えています。一時代が終わった時でしたね。。。

209系の派生型式

この妻面(連結面)は川崎重工製

横須賀・総武快速線用のE217系と常磐線用のE501系が誕生しています。
E217系は209系の仕様を踏襲し近郊型として発展させ、最高速度を120km/hに高めています。E501系は見た目209系ですが交直流車で、搭載機器は全く異なるものです。

次いで登場するのは、後の標準化につながる車両209系500番台と950番台であります。
103系の老朽化による故障に対応すべく急ぎ投入された500番台は、E217系の幅広車体を活用し209/E217系に準じた機器類を搭載した車両でした。そして950番台は、新型のインバータIGBTと伝送システムTIMSを搭載し試験され後のE231系に発展します。

主に京浜東北線として活躍していた209系ですが、想定していた「寿命半分」の頃には次第に老朽化・陳腐化が目立つようになり、E233系投入が発表され2007年から置き換えが始まります。209系は当初のコンセプト通り機器更新を行い2000/2100番台として房総地区へ転属し現在も活躍中です。

事業用の「MUE-Train」に転用改造された車体もあり、車体傾斜装置や地上設備、新伝送システム「INTEROS」の開発実証実験を行いました(廃車になるとの噂を聞きましたが果たして・・・)。
「BOSO BICYCLE BASE(B.B.BASE)」に改造された車体もありますね。自転車を積載するラックが装備され、両国から房総方面へ運行されている面白い列車です。

1000番台は常磐線から中央線へ転属、3500番台は八高線として活躍中です。

模型はTOMIXが充実させてます

賛否両論 6扉車サハ208

基本0番台はTOMIXとマイクロエースが製品化しています。
房総地区仕様の2000/2100番台をTOMIXが製品化したことで流れが一気に変わりましたね。209系0番台は大好きな型式(見た目が)でしたので、スカイブルーの帯を巻いた10両編成が1本所属しています。E501系もありますが今回は割愛します。

当区においては、BMTNカプラー化と前面の表示幕を白く点灯させたく白色LEDの基板に差し替えています。ヘッドライトは茶色マッキー(油性ペン)で調色です。
また、室内灯についてはLEDテープによる自作品を取り付けていますが、ギラギラになるのが実車イメージとまるで合わないので、ダークグレーのマスキングテープを貼ることで減光・調色しています。実車のUVガラスを通した色味になったかと思います。

500番台はKATOも製品化していますので、是非お気に入りを入手されてください!

お求めはコチラ 京浜東北線仕様がないですね・・・

京浜東北線沿線に住んでいたこともあり思い入れのある209系です。
半分コンセプトは間違いではないのですが、コスト削減がもろに出ているのが分かってしまい正直言って萎えることがありました。ペラペラで波打つ車体、雨天時の派手な空転(軽量化による?)には不安になったものです。それでも次世代型式へ残した技術は素晴らしいものであり今後も生かされていきます。

E217系のE235系更新、E233系中央線のグリーン車増結によって209系グループの処遇が大きく変わることでしょう。1000番台も役目を果たして引退でしょうね。房総地区仕様の2000/2100番台も発表こそないものの分かりませんね。そのうちに近郊型E231系に置き換えではないでしょうか。E235系増備による玉突きがありそうな予感です。

ついつい色々書いてしまいました。

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

情報そろってます

鉄道コム  https://www.tetsudo.com/blog/
ブログ村  https://railroad.blogmura.com/railroad_mokeingauge/
ブログランキング  https://blog.with2.net/rank2294-0.html

鉄道にまつわるトピックス

オススメの鉄道イベント

閑話小話
豊四季車両基地をフォローする
豊四季車両基地 <気ままな模型いじり>

コメント

  1. 南武蔵野線 より:

    ちょうど学生時代(非鉄でしたが)に投入されたのが、この901系でしたね。
    よく遊びに行かしてもらった友人の家が蒲田にあったので、たま~に901系遭遇しました。
    それまでの京浜東北線は103系と言えども編成が統一されてなく、大都会を走る割には寄せ集め感がありましたが、この形式にの投入により、一気に洗練された感じが有りますね。
    103系と231系、233系の狭間に立ってしまい、結果短命に終わりそうですが、敬意を表して1編成くらい持っておきたい車両ですね。

    • 南武蔵野線さま

      おはようございます
      コメントありがとうございます

      私が水道橋に通学していた頃に103系から更新が始まったように思います。
      209系はよく見ると製造会社ごとに違いがあるようですが、
      仰る通り103系に比べると統一されて洗練されましたよね。
      房総の1本くらい如何です?(笑)

  2. クモハ489-901 より:

    おはようございます。
    「東京の電車の顔」でしたね。
    四角くてゴツゴツした103系のイメージを、
    一気に払拭しました。「乗りたい、利用したい」
    っていう気持ち出ますよね。
    鉄道車両ハンドブックで、209系の詳細は勉強させて頂きましたが、関東地区の通勤電車のスタイルや仕様変更に貢献した電車には間違いありません。模型で1編成所有しておりますが、
    同じ所有の103系と新旧走らせると楽しいです。

    • クモハ489-901さま

      おはようございます
      コメントありがとうございます

      私も103系と209系の離合が好きです。
      デビュー時は好んで良く乗ったと思うのですが、
      晩期は・・・痛々しくてあまり乗りたくなかったのが本音です。
      しかし貢献度は素晴らしいものがあると思います!

  3. […] 首都圏の通勤輸送を担う車両として、1993年に第1世代となる209系が誕生しました。(過去記事 ⇒ 閑話小話 55 209系が果たした役割)2000年には第2世代のE231系が、2006年に第3世代となるE233系が登場しています。JR東日本が初めて開発した209系は、徹底したコストカットを行い101/103系を置き換えました。そのコストカットの詳細は上記過去記事をご覧いただくとして、新技術が多く盛り込まれ現在の通勤・近郊型電車の礎となった車両であります。続くE231系には、TIMSやIGBTといった新技術が投入されましたが、コンセプトが209系の発展型であったために余裕のない車両設計でありました。E233系については、E231系で不評だった接客設備(特に座面)の向上や、機器類の信頼性向上(故障に強い)を狙い設計され且つ、モーターの出力や電動車比率を高めたことで加速性能が上がり車両性能に余裕が生まれました。また、車体設計にも変化が見られています。衝撃吸収構造の採用や視認性の高い表示など、乗客だけでなく乗務員にも配慮された造りになりました。209系からE231系への進化ほどのインパクトは感じないのですが、E231系からE233系へは間違いなく正常進化していると感じます。3200両強もの車両数が製造されたのはその進化が認められたからです。しかも、まだこれから中央線用のグリーン車が出てこようとしているんですから!(E235系への転用が考慮されているかも?) […]

タイトルとURLをコピーしました