閑話小話 216 東京駅 地下トンネル と 113系

皆さま おはようございます

週末はお休みをいただきます~
水槽の掃除とクルマのセンサー異常点検があるくらいですね。のんびり過ごしたいと思います。
模型弄りもやりたいのですが、やる気が出たらにします(笑)

さて今回ですが、横須賀・総武快速線について書いてみます。国鉄時代は長くそれぞれで運行されていましたが、国鉄晩期に地下トンネルが開業し直通運転がなされ現在に至っております。今では当たり前の路線ですが、開業まで大変な苦労があったようです。

錦糸町ー東京ー品川間 地下トンネル

113系1500番台 タイフォンの位置が上方に

国鉄時代の1972年に、総武線の東京ー錦糸町間の新駅と錦糸町ー津田沼間の複々線化が完成します。1976年には品川まで延伸し1980年に横須賀線との直通運転がはじまりました。地下トンネル開業に合わせて横須賀線と直通したわけではないのです・・・知りませんでした。1981年に千葉駅まで複々線が延伸し稲毛駅の快速停車となり現在の体系となりました。余談ですが、当時私は稲毛の隣駅新検見川が自宅最寄り駅だったのですが、子供ながら稲毛停車に納得できずにいました(笑)

東京ー錦糸町間の工事には、既設在来線に追加、高架線の建設、地下トンネルの建設の3案が検討されたそうですが、費用が一番安い地下トンネル案が採用されています。秋葉原をかすらないルートに「???」と感じられる方が多いと思いますが、秋葉原駅の混雑緩和のために敢えてこのルートとなっています。両国駅は千葉寄りすぐのところに勾配が置かれたためにホーム設置を見送っています。また、長大トンネルであることから保安装置にはATCが導入と、車両には火災対策を施しています。房総特急・急行が両国駅を発着駅としていましたが東京駅開業により183系は東京駅へ、急行運用中の165系はATCの対応ができないために東京駅乗り入れは叶いませんでした。

なお、1972年に開業した総武快速線は当時101系10両編成で運行されましたが、新造された113系に置き換え新設された幕張電車区の所属となりました。このあたりは将来的に横須賀線との直通が決まっていたために各駅停車と違う車両とする必要があったためとされています。東京ー品川間については1973年には開通していましたが、横須賀線の乗り入れ対応が遅れており開業できなかったところを、1976年に東京駅の混雑緩和のため暫定開業させています。但し、横須賀線との直通はできておらず別線となっていました。そして、新貨物線の開業による客貨分離、品格線の横須賀線転用による東海道線と別線化、総武快速線への接続、新駅の開業などを経て1980年に現在の姿となりました。

横須賀線と総武快速線が接続されたことにより、編成を合わせるためにグリーン車*2両を組み込み最大15両編成となりました。横須賀線は東海道線と比べると、品鶴線へ迂回するために距離と時間が伸び、東京駅地下ホームと地上を結ぶ勾配により10分弱の差が生じることになりました。同時に直通することで東京駅で着席できない問題も発生したそうです。上野東京ライン開業時と同じですね・・・

模型はTOMIX・KATOより

平屋サロが良い感じなのです

113系横須賀・総武快速線は、なぜかTOMIXもKATOも1500番台を製品化しているんです。
東京駅への地下トンネル開業時に投入された1000番台が主流で、1500番台は横須賀線と直通する際に増備された編成、どちらかと言えば少数派だった気がします。1000番台はマイクロエースのみが製品化しているのですが、ここは是非にTOMIX・KATOの両社にもやって欲しい!

特にKATOには、1000/2000番台を115系スペックでやってくれたら買い直す人多いと思います。が、正直なところ顔の印象はTOMIXの方が似ているように思っているのですが、TOMIXはHG規格ででも出さない限り今以上のバージョンアップにはならないように感じます。現状の出来がそこそこ良いということですね。強いて挙げれば、HG化を前提にM-13モーター化・座席の着色パーツ化・ジャンパ栓の表現・車端装置を追加したときに買い替えが進むかどうか・・・。私の場合、1000番台の付属4両は出れば決定です!

ボディマウントTNカプラー化、自作室内灯取り付けを施しています。おでこの種別表示幕を白く点灯させることに拘り、基板は純正ですが表示幕プリズムに水色マッキーで着色し白っぽく見せています。まあまあの出来ではないでしょうか。ライトケースが大きいので運転席周りが真っ黒になってしますのが残念です・・・これが当たり前だったんですけどね。贅沢になりました(笑)

1500番台ありますね お求めはコチラ
前面窓の押さえゴムの表現はTOMIXのが好きです

当区の113系11連は、増結セットに旧ロットが含まれていまして室内灯対応すべく新集電台車化しています。スカ色の色調も少し違うようですね。これが編成の味となっているようで良い感じに仕上がっています。また、連結器周りはTNカプラーの恩恵を受けカッコ良く仕上がっているのですが、トイレ下の車端装置は付けておかないといけませんね!地下トンネル走行のためにタンクが付いてました。

ほぼ完成と思っていた当区の113系ですが、改めて見てみると色々気付いてしまいました。完成なんてとんでもないですね・・・弄りがいのある車両です。少しだけ実車っぽくした模型にするのが当区のコンセプトでありますので、もうちょっと頑張ってみたいと思います。

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

コメント

  1. クモハ489-901 より:

    おはようございます。
    こちらは想定外の天気になっております。(笑)
    稲毛ですか。私の姉が昔(平成初期)住んでまして、姉のアパートに訪問した時に、初めて稲毛~津田沼間を総武線の103系に乗りました。
    (羽田空港~姉のアパートまでは自家用車)
    わずかな記憶ですが、稲毛のアパートの近くに20系寝台車があったような…。(謎々)
    113系も東京駅地下乗り入れは大変だったのですね。
    地下鉄が縦横無尽にありますし、高層ビルの基礎もありますから、
    その苦労が伺えます。
    運転席DVDがあったら見てみたいですね。トンネル区間なのに?(笑)

    • クモハ489-901さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      稲毛は停車するのに新検見川は通過かよ~・・・
      と悔しく思っておりました(笑)
      20系寝台がですか・・・ちょっと調べてみたいと思います。
      地下区間の「かぶりつき」って楽しいですよね!