閑話小話 76 白鳥わたる 485系・789系

皆さま おはようございます

ジメジメと嫌な時期になってきました。
この時期が一番嫌いです。しかもマスク着用ですから・・・
自粛要請の解除によって通勤混雑が出てきますよね。平常に戻る嬉しさはありますが、ダラけた身体とメンタルが戻りきるには少し時間が掛かりそうです(笑)
企業によっては働き方を見直して、平常でもテレワーク継続となるようです。

さて今回は、特急「白鳥」「スーパー白鳥」です。
海峡線・青函トンネル好きとしては外せない列車であります。

東北新幹線 アクセス特急

2羽の白鳥 485系と789系

2002年に東北新幹線が八戸延伸を果たし、新幹線アクセスと快速「海峡」の置き換えのために運行したのが「白鳥」「スーパー白鳥」であります。

1988年から運行していた「海峡」は、機関車・客車ともに老朽化が進んでいたこと、機回しなど運用に手間が掛かっていたことなどから、昼行列車は全て特急化する計画があったようです。東北新幹線の新青森延伸(全線開通)時に「白鳥」「スーパー白鳥」の発着も新青森に変更となり、新青森で東北新幹線と、函館で特急「北斗」と接続しアクセス特急として役目を果たしました。2016年の北海道新幹線開業に伴う海峡線の昇圧によって廃止となりました。

特急「白鳥」というと、大阪・上野ー直江津ー青森を結んだ青森白鳥・信越白鳥をイメージする方もおられると思います。青森白鳥は1000km以上という日本一の走行距離を誇りました。この新幹線アクセス特急への列車名採用は公募だったそうですが、大沼に飛来するハクチョウが由来です。ちなみに「白鳥」は11位だったそうです(東北新幹線もでしたが公募の意味がないような・・・)。

使用車両

新車とEVO車 どちらもインパクト大です

「スーパー白鳥」はJR北海道の789系が、「白鳥」はJR東日本の485系3000番台が使用されました。いずれも基本6両編成とし多客時は8両に増結しています。当初789系は基本5両編成に3両の増結でしたが、混雑が酷く基本編成に増車し485系に合わせる形となりました。JR北海道は781系を投入する計画もあったようですが、青函トンネルの特殊な環境下を鑑みて新車を投入した方が良い判断となっています。

JR東日本 485系3000番台(エボリューション)

1000番台に大幅リニューアル工事を施した区分であります。
詳細は記しませんが先頭車の弄り方は別型式と言ってもいいくらいですね。青森と上沼垂に配備されました。「白鳥」は青森車が担当しましたが、上沼垂車との違いは塗装とロゴの有無くらいでしょうか。既に廃車となっています。

JR北海道 789系0番台

キハ261系と同じ流れを汲むJR北海道らしいデザインの特急型車両ですね。
前面の黄緑はコーポレートカラーで塗装され、津軽海峡をデザインした青帯を縦に巻き(現在は撤去)、HEAT789のロゴは「=白鳥」と思わせるほどのインパクトです。現在はロゴは消されましたが、道内で「ライラック」として活躍中であります。

模型はTOMIXとマイクロエースから

785系魔改造車には度肝を抜かれました

485系3000番台はTOMIXから、789系はマイクロエースからそれぞれ製品化されています。485系はKATO(Round House)が「日光・きぬがわ」を、789系もKATOが1000番台を出しているので期待していますがどうでしょうか。KATOなら追加購入してしまいそう。

TOMIXのはHG品質ですので、パーツの組み付けさえヤル気を出せば素晴らしい走行が楽しめます。半室グリーン車への室内灯取り付けに工夫をするといいでしょうね!当区では、自作品を搭載しましたがマスキングテープで調色し電球色っぽく見せています。

マイクロの789系はロット次第ですね・・・
木箱入りの1番列車やらラインナップは豊富ですが、初期の非FW製品の場合は調整に難儀するかもしれません。TOMIXモーターに換装した方が手っ取り早いでしょう。FW付きが入手できれば快適な走行が楽しめますが、定期的なメンテが必要なメーカーです。

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たまには動画でも

山間の単線でも高規格のスラブレールでも・・・情景を選ばないので、模型を自宅で楽しむには親しみやすい、扱いやすい車両だと思います。見た目にも華やかですし、一緒に行き来させる列車も貨物・寝台なんでもOK!是非オススメしたい車両です。

マイクロエースの再生産は望めませんので、KATOがやってくれるのではないかという期待を胸に・・・待ってみてもいいのではないでしょうか。もちろん中古品で出物があれば手を出してもいいでしょうね!

789系1000番台は買いやすくなりました~

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

コメント

  1. クモハ489-901 より:

    こんばんは。
    青函トンネルを駆け抜けた名列車ですね~。
    エボリューションは、「はつかり」でその姿に
    驚愕の2文字しかなかったですね。(笑)
    新幹線が開業してから青函トンネルは
    大きく変わりました。
    やはり、「新幹線しか旅客は通れない」は、
    それで良かったのか?と聞きたいですよね。
    新幹線が札幌や旭川まで開業すると、
    その頃にはH5系も置き換わっているかもしれません。時代は変わっても「名列車」は通って欲しいものですね…。

    • クモハ489-901さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      ホント驚愕でした・・・
      上沼垂の3000番台もセンス良かったですね~
      新幹線がこの惨状ですから・・・在来線の運用が残っても良かったと思います。
      結果論でしかないですけど、新幹線は時期尚早だったのかな・・・

  2. ビスタ2世 より:

    白鳥・・・乗ってみたかったです。
    盛岡と青森をリレーした3000番台の「はつかり」は乗ったことがあったんですがねぇ~。
    さすがに青森以北は飛行機でしたからねぇ~。青森は空港が三沢ってことも電車で行くことが多かった理由の一つかもしれませんが・・・

    • ビスタ2世さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      私は八戸から弘前まで
      確か「つがる」だったと思いますが乗ったことがあります。
      函館にも行ってみたかった・・・