閑話小話 170 常磐線の主 EF80

皆さま おはようございます

昨日は日中に大粒の雨に降られて参りました・・・
この暑さですから身体はすぐに乾きましたが、止んだあとの蒸し暑さはタマらないですね・・・。
どうせなら陽が落ちるあたりの夕立のように降ってくれば、少しは涼しくなったんでしょうけど。

さて今回ですが、「常磐線の主」ことEF80であります。
「元」ですけどね・・・薄汚れたローズピンクの車体を唸らせてゆっくりと動き出す光景が蘇ります。

常磐線の主だったEF80

武骨な顔もローズピンクのおかげで可愛らしさも?

常磐線用の交直流両用機として1960年代に製造された機体です。
取手以北が交流電源で電化されたのは以前にも書きましたが、石岡市にある地磁気観測所に影響を及ぼさないようにするためであります。計画時は旅客用はD型、貨物用はF型と分ける想定であったそうですが、旅客用機関車が余り且つD型では牽引力ることが予想されたことによりF型で統一されました。田端・内郷(勝田)に配備され、寝台特急「ゆうづる」や急行「十和田」といった花形運用にも抜擢されたり、雑多な貨物列車や旧客による普通客車列車などでもオールマイティに活躍した機体です。

20系客車による「ゆうづる」もいいんですけどね・・・
EF80の武骨さを特に感じさせるのは、雑多な黒貨車を連ねた貨物列車か旧客を使った長距離普通列車ではないでしょうか。どちらもなんとも味わい深い列車かと思います。

模型はKATOより

屋根上のゴチャゴチャ感が交直流両用機の証

KATOがひさしの付いた1次型とひさしのない2次型を製品化しています。
ひさしの付いた姿がEF80っぽく感じたので入線させていますが、複雑な屋根上の機器類と大きなスノープロウの迫力は模型でも十分な雰囲気で再現されており嬉しい限りです。

当区では、オハ46/47など青い旧客で組成された、上野発仙台行きの221レを再現しています。旧客もKATO製で、屋根上のベンチレーターが屋根パーツ一体なのが少し残念です。TOMIX製だとどうなのか見てみたい気がします。整備はいつも通りで、カプラー交換ののち室内灯クリアにオレンジフィルターを咬ませて装着しています。座席パーツが茶色なので灯りの黄色味が強くなったように見えますね。白色のままでもよかったかもしれません。

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せり出したスノープロウが迫力を増してます

交直流両用機というとEF81やEF510を連想する方が多いと思います。EF80は、ほぼ常磐線限定での運用でしたのでマイナーな存在かもしれませんが、交直流両用機の基礎となった機体で大きく評価されていいんじゃないかと思います。1次型のひさしのついた武骨な風貌が、2次型になってひさしが外れるとどこかで見たことがあるような顔に?そう、EF81ですね。実車は見ていないのに旧友に会ったような懐かしさを感じてしまいます(笑)

こんな機関車に牽かれた客車に乗って、時間を気にせず旅に出てみたいものです。
過去に乗車された方がスゴく羨ましく感じます!

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

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