閑話小話 47 24系25形金帯「出雲」を見てみる

皆さま おはようございます

今日は在宅勤務であります。特に何する予定もありませんが・・・(汗)
堂々と遊ぶことはできませんがメールなど気にしつつ1日過ごしたいと思います。

さて今回は、寝台特急「出雲」です。
JR東日本の24系25形寝台客車で運行された時代を取り上げてみます。

寝台特急「出雲」

The ブルートレイン 24系25形
概要

戦前から運行されていた準急列車がルーツで、戦時中は廃止されたものの復活、1950年代には「いずも」の名称が与えられ大社ー東京間を駆けました。「せと(のちの瀬戸)」と併結されましたが1960年代には「出雲」と改称し単独運転されています。関西圏から山陰地方を結ぶ列車として運行を開始した列車でしたが、東京から山陰地方への運行の性格が強くなり1970年代に特急化されています。補管列車として東京ー米子間を結ぶ「いなば」の運行が開始されるほど人気を博し、後に「出雲」2往復体制となりました。
1往復は電車化され「サンライズエクスプレス」として運行され、「出雲」は車両老朽化や利用客減少により2006年に運転終了となりました。

田端のEF65-1000 「田」のマークが誇らしい
牽引機について

東京ー京都間を田端のEF65-1000が担当していました。京都で機関車を付け替えを行い、京都ー出雲市間は後藤車両所のDD51が就きました。DD51の運用は米子で再付け替えを行うなど上り下り列車とで違っていたのも面白いところです。

EF65-1000は特急色でしたが、稀にレインボー色が入ることがあり1019号機(初代)が就いたときは沿線はお祭り騒ぎだったのではないでしょうか。1118号機(2代目)の実績はなかような・・・1-2回はあったかな?!

唯一の銀帯車 オロネ25
客車について

末期の客車には、JR東日本の尾久に所属する24系25形が使用されてきました。
金帯のオハネ・オハネフ25の開放B寝台を中心に、オロネ25のA個室「シングルデラックス」とオシ24の食堂車を「フリースペース」として開放した基本9両編成に3両が増結されて最大12両編成で運行されました。

オロネ25が唯一銀帯を巻いていたのが特徴的です。オシ24も星空をイメージしたような青を基調とした室内が綺麗でした。古さは否めないでしょうが、車窓を眺めながら夜な夜な一杯やれたら幸せでしたでしょうね。

食堂車として営業はしていない

TOMIX「さよなら出雲」が

晩期の24系金帯編成はTOMIXの「さよなら出雲」が決定版です。
発売後数年経過しておりお宝化していますが、チャンスがあれば是非入手されてください。しかし、室内はベージュ1色のパーツ、ボディマウントTNカプラー非対応など経年を感じさせる設計です。銀帯のオロネ25が入手できれば通常品で組むことも出来ます。

当区においては、発売して早々に入手したのですが後から出てくる最新パーツの仕様に我慢ができず、限定品にも関わらず大工事を行いました。
・床下入れ換えのうえボディマウントTNカプラー装着
・新集電台車に換装
・純正室内灯取り付け
・エヌ小屋カーテン貼り付け
・一部色挿し
・カニ24 動力化
好きな列車だけにコストを掛けています。
またEF65-1000の黒染め車輪は初期のもので集電具合が良くなく銀車輪に換えています。

TOMIXの場合、さよなら製品後しばらくしてから通常品とする場合があるので、この「出雲1-4号」は有り得るのではないでしょうか。先日14系の2-3号が出たばっかりですが期待して待ちたいと思います。

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非貫通顔のカニ24

285系に電車化されたということは、JR西日本が採算が取れる路線であると踏んだからですよね。実際にサンライズエクスプレスは人気のある列車ですから、この更新はうまくいった事例であります。新幹線を通す計画がない路線限定でしょうけどね。。。
あいにく運行開始が延期となってしまいましたが、「銀河」が成功するかで今後の電車寝台特急の在り方がある程度は決まってきそうです。しかしビジネス向けの寝台特急はサンライズだけですから・・・何かが起こると面白いですね!

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

コメント

  1. クモハ489-901 より:

    おはようございます。
    こうして改めて24系を見ると、鉄道輸送の中に
    寝台特急列車いかに重要な役割を果たしていたかがわかります。
    新幹線の開業していない地域には、やはり
    高速バスに対抗しうる寝台特急が必要かもしれません。寝台特急列車、これからはディーゼルの寝台特急が登場するかもしれませんが、
    私的には3電源走れる寝台特急があった方がいいように思えます。

    • クモハ489-901さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      深夜帯に移動できるメリットは大きいと思うんですがね~
      ビジネスユースなら前日残業(若しくは飲み会)して列車移動、翌日朝から仕事ができる。
      ベッドとシャワーがあればなんとかなります。
      3電源方式の電車寝台列車・・・最高ですね(笑)
      JR版の583系がどのようなものになるか妄想したいと思います!

  2. ビスタ2世 より:

    夜行列車は働き方改革もあって別の需要が生まれていると思うんですがねぇ~(まぁ今のコロナの状況じゃ同にもならないのでしょうけれど)超豪華な列車場から出でなく出張の帰りにはいつもよりもゆっくりと、そして楽しみながら帰ることのできる列車が、、、西日本の「銀河」期待していたのですがねぇ~。早く通常に戻ってその需要に気が付きJR各社ともに夜行列車が登場することを期待です。

    • ビスタ2世さま

      おはようございます
      コメントありがとうございます

      現在の情勢ではどうにもなりませんが、
      「銀河」の成功がカギになるんじゃないかと予想してました。
      良い出張の帰りはゆっくり一杯やりながら・・・の需要はありそうですね~
      そんなニーズを拾ってくれるJRであって欲しいですね!