閑話小話 91 定番中の定番 485系 ボンネット

皆さま おはようございます

我が家では40cm水槽で熱帯魚を飼っているのですが、1か月くらい前にエビを5匹買ってきたんですね。水槽に入れる際に6匹目の稚エビがいることに気付き一緒に入れました。恐らく他の魚に食われるか濾過器に吸われるかと思いつつ放置(姿を消していた)していたんです。残念ながら水が合わなかったのか4匹が亡くなり、残り1匹となったところでその稚エビが先日見つかったのですよ!3-4mmに成長してて嬉しかったですね~・・・。水槽を眺めるのが楽しみになっています。

さて今回は、ボンネットのクハ481を取り上げてみようと思います。
何度もご紹介している485系シリーズですが、ボンネットにのみ注目してみます。

ボンネットスタイル

ボンネットの中に基幹機器が収納される

ボンネット型の特急車両が登場したのは1958年のことで、「こだま型」と呼ばれた151系が先駆けです。110km/hで東京ー大阪間を7時間弱で結び、前方視界確保のために高運転台としスピード感のあるボンネットスタイルとされました。ちなみに、「ブルドック」でお馴染みのキハ81系の方が古く感じましたが、むしろ逆でキハ81系が151系の形状を踏襲しています。

そのボンネットの中身なんですが・・・実は私、知らなかったんです。。。
空気圧縮機(CP)と電動発電機(MG)が搭載されています。用途は皆さまご存知の通り、CPはブレーキや自動ドアの開閉など安全装置と言える基幹機器であります。MGは交流電源に変換するための機器ですね。直流電源で走行する電車の場合、車内のサービス電源は交流ですから変換が必要です。この機器は騒音が発生するため客室から隔離することが求められました。これがボンネットスタイルとなった理由であります。

151系だけでなく、181/485/489系にはボンネットスタイルが採用されました。が、485系は初期型以降の200/300番台はボンネットではなく電気釜スタイルとなりましたね。これはCPもMGも技術が進歩し、小型化され静粛性が高まったために床下に配置することができたからであります。JRの最新車両もそうで、車体デザインに自由度が増しただけでなく、貫通扉を設置することで運用も幅が広がったことになります。

1980年代に入ると各新幹線の開業に伴い特急列車が再編されました。
初期型であるボンネット車は廃車されるなどしましたが、最後まで活躍したのは常磐線の「ひたち」や、北陸本線の名特急「雷鳥」でありましたが、最後まで定期運用があったのは・・・489系による急行「能登」だったんですね。しかし、2010年を以って廃止となりボンネットスタイルの車両は姿を消しました。

模型の中でも定番中の定番

名特急「雷鳥」「ひたち」

TOMIX・KATO・マイクロエース、メーカー各社から製品化されています。
昔は単品販売されていましたから、入門セットを手にしたら少しづつ編成を長くしていく楽しみがありました。トレインマークを換えれば各地の特急が楽しめる汎用性の高さが魅力的です。マイクロエースは独自路線?で専用編成を製品化していますね。最近はネタがなくなってきたせいかTOMIXも専用編成を企画してきています。ユーザー側が求める事柄が細かくなってきたように感じますし、メーカーも専用編成ならば実車の数だけ商売の種が産まれる訳で・・・(売れるか、利益あるかは別)。

30年以上昔の485系セットや単品を見ているので、何かね感じるところがありますよ。

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JNRマークが輝かしい

485系が現役でかっ飛ばしていた時代を知っている世代の方達は、特急への憧れだったり、実際に乗車したりで思い入れが強い車両なんだと思います。私の場合は乗車経験は多くはないのですが常磐線沿線でしたので嫌になるほど見ていましたので、居なくなると寂しくて模型では揃えておこうと色々手を出してしまいました(笑)

民営化により専用編成や様々な地域色が誕生しましたが、元は同じ形状ですから土地勘のない見知らぬ地域を走る列車であっても親近感を持てたのは、485系ならではではないでしょうか。

485系を語ると長くなります・・・(笑)
模型もまだまだ増やしたい485系なのであります。

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

コメント

  1. クモハ489-901 より:

    おはようございます。
    いよいよ梅雨入りのようですね。昨夜は暑くて暑くて…。(笑)
    ボンネット車、語れば語るほどキリがないですよね。(笑)
    私がボンネット車を収集し始めたのは社会人になってからですが、30年前のモデルを見ると、
    模型技術の進歩がよく解ります。
    当時は0番台のボディで100番台の床下でしたね…。(笑)

    • クモハ489-901さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      北陸本線も常磐線も485天国でしたから、
      語るとアツくなりますよね~(笑)
      模型も昔からある型式ですから初期製品から並んでるところを見てみたいです。
      持ってる方もいるんでしょうね!

  2. ビスタ2世 より:

    485系たまりませんねぇ~。
    でも、このどものころは国鉄の特急と言えばこればかりで、ちょっと見飽きていたところはあります。車体もぼろくなっているのも多かったですしね・・・それでも、鉄道模型で最初に185系を5両、サロンエクスプレス東京と続いて485系雷鳥をフル編成でそろえ切ったところを考えるとやっぱり好きな車両だったに違いないはずですね。

    • ビスタ2世さま

      おはようございます
      コメントありがとうございます

      そうですね・・・
      「ひたち」には飽き飽きしていましたが・・・(笑)
      しかし揃えたくなるのは485系でした!
      サシサロが入ったときの感動は忘れられないですね。

  3. 牛雄 より:

    おはようございます。
    自分も、常磐線沿線で、ひたちでボンネット車を見ていましたが、
    ボンネット車がくると、がっかりしていました(笑)
    今では、電気釜よりも、味があるというか
    ボンネット車の方が、好きです。なので、模型では485系はボンネット車で所有しています。

    • 牛雄さま

      おはようございます
      コメントありがとうございます

      しばらく牛雄さんの485系を見ていないですね(笑)
      あの汚しっぷりは最高です!
      「ひたち」は片ボン編成がありましたから、一度で二度美味しかったです。